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逆襲、にっぽんの明るい奥さま(夏石鈴子)

いちど読んで返した小説。だが、また読みたくなって、また借りてきて読む。

逆襲、にっぽんの明るい奥さま逆襲、にっぽんの明るい奥さま
(2008/12/18)
夏石 鈴子

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また読んでも、「にせもの奥様」がよかったなー。
ネイルサロン野ばら、をやっている、わたし、の話。

「お茶くみ奥様」の話のこんなところもおもしろい。
▼夫婦はお互いを尊敬し合い、人間として高め合わないといけない。確か、このようなことを、むかし、短大の人間学の授業でシスターから教わったような気がする。カソリック系のその学校には、愛だの人間としての理想だの真剣に教える授業があったのだ。一クラスに五十人いた十九や二十という、熱い血潮の女の子たちは、それなりに感動したのだった。「好いた惚れたじゃなくて、やっぱり結婚には、そういうことも必要だしね」と、せっせとノートを取った。でもね、シスター。そういう教育を女の子にするなら、男の子にも同じようにしてもらわないと。男って、女を、かわいいか、かわいくないかだけで判断しているみたいなんですよ。自分の意見や考えをはっきり言葉にする女は、当然かわいくなくて、もてないし、もてるために、わざとバカな振りをしなくちゃいけない女っていっぱいいる。
 それに、男って自分がして欲しいことばかり主張して、自分が相手から何を求められているのか、全然わかってないみたいなんです。シスター、そういうこと知ってますか? 三年に一度ぐらい送られてくる卒業生名簿を見ると、名字が変わっていない人が結構多い。今思えば、きれいごとしか知らないシスターが結婚を教えるなんて、そもそも間違っている。(pp.11-12)


夏石鈴子は、周りのことや人のことをよく見ていて、そしてその時々の「気持ち」を言葉で表現するのがうまいと思う。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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