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風に舞いあがるビニールシート(森絵都)

東京へいったとき中畝さん家へ「ひげのおばさん」作の晩ご飯を食べに行ったとき、一緒に行ったMさんから、読み終わったからあげる~ともらった本。

風に舞いあがるビニールシート風に舞いあがるビニールシート
(2009/04/10)
森絵都

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この本はN賞をとっていて、この5月から表題作がテレビドラマになったのだそうだ。
「受賞作は、ハズレがないと思って」と言うMさんのことばに、なるほどそういう本の選び方もあるなあと思う。
しかし、私はナントカ賞の受賞作は、図書館でほとぼりがさめた頃(書架に複本が何冊も並ぶような頃)に気が向いたら借りて読むくらいで、誰かが買っていて読んですぐ貸してくれるとか、そういうことがない限りは出てすぐに読むことはめったにない(そうでないと財布も本棚ももたない)。図書館ではしょっちゅう本の予約をして近所の館にないものを取り寄せるので、10冊しか登録できない予約リストに、ヘタすると何ヶ月も1年以上も待つような本は原則として入れない。予約待ちが10人以上ある本は、待ち人数が5人以下になってから予約する。待ちきれなくて、どうしても読みたい本を、買うかどうかと迷ってから買う。

そんなわけで、私はこの本のタイトルくらいは知っていたが、どんな話が入っているかも知らず、いままで読まずにいた。そうか~もう文庫になったのか~という感じ。

表題作「風に舞いあがるビニールシート」を含め6つの小説が入った短編集。連作というわけでもなく、それぞれが独立した小説で、(うまいなあ)と思った。

「風に舞いあがるビニールシート」は、命の別名。
あらすじも何も読んでいなかった私は、このタイトルから、コンビニなどで商品を入れるペラペラのレジ袋が風で飛ばされて、ゴミとなっていくようなイメージを勝手に抱いていた。それも、たぶん当たらずといえども遠からずなのだろう。そんな、軽い、命の別名。

巻末におさめられたこの表題作、そして他の5編も佳作でした。
『カラフル』『宇宙のみなしご』の人が、こんな小説も書くのかぁと、もうちょい読みたくなった。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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