FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ(リヒテルズ直子)

「バカンスは空白のことかぁ」と、途中まで読みかけていたのを、読みおえる。

残業ゼロ授業料ゼロで豊かな国オランダ残業ゼロ
授業料ゼロで
豊かな国オランダ

(2008/09/19)
リヒテルズ 直子

商品詳細を見る

「先生はすべて知っていなければならない」という思い込みにふりまわされることがどれだけアホらしいかを書いた部分を読みながら、「専門性」がどうのこうのと振りかざして、まるでそれが正規職員の印籠であるかのようにふるまう人の言動も、そのアホらしさが似てるなーと思った。
正規職員と非正規職員がモザイクになった職場はどこにでもたくさんあり、私がこれまで働いてきた5つの職場もすべてそういうところだった。そして、だいたいの場合、「専門性」と言い募るような人は、じぶんの無能さを繕い、虚勢を張るためにそう言っているのではないかと思えるのだった。

「知らない、わからない」と言える人こそが、他の人を尊重し、新たなことを柔軟にくみとり、もしも専門というものがあるならば、そこを深めていけるんじゃないかと思った。

「わからない」といえる先生の話はこんなだ。

▼…「子どもたちがこんなに自主的にどんどん探求していったら、先生は、子どもの知識に追いついていくのが大変でしょうね」
 すると、いつも穏やかなアントン先生は、ふっと笑みをこぼして、こう答えました。
 「先生にだってわからないことはありますよ。子どもの方がよく知っていることや、自分が間違いを指摘されることだってあります。大切なのは、そういう時に、その子どもに対して素直に『ありがとう』と言えることです」
 私の友人で、教員研修の仕事をしているある教育専門家のVさんはこう言います。
 「この世界には、私たちが知っていることよりも、私たちが知らないことの方がはるかに多い。先生が、物知り顔で教えるよりも、『いやあ、僕にもわからないなあ、どういうことなんだろう』といった方が、子どもは『ようし、先生も知らないんだったら僕が答えを探しだしてやろう』とかえってやる気を起こすものなのさ」(pp.41-42)

オランダといえば、均等待遇やジョブシェアのことでも有名。
このあたり、またじっくり資料を読みたい。
もう、ちょっと古くなってはいるが、竹信さんの『ワークシェアリングの実像―雇用の分配か、分断か』とか。
 
Comment
 
 






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
 
Trackback
 
 
http://we23randoku.blog.fc2.com/tb.php/65-0fc83426
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ