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八日目の蝉


八日目の蝉
角田光代
\1,680
中央公論新社
2007年

角田光代のこの小説は、ちょっと気になっていながら、読んでいなかった。
図書館や本屋でこの本を見かけると、『八日目の蝉』というタイトルがかってに「八月の蝉」に見えたりして、夏休み小説のような気もしていた(書評などは全然読んでなかったので、内容をよくわかっていなかった)。


読み終わってから知ったことだが、これも『光の指に触れよ』や『すばらしい新世界』同様、読売で連載された新聞小説だった。
連載が始まるにあたり、角田は「家族、結婚といった社会制度や血縁を超える、人と人とのつながりを描いてみたい」と語ったそうだ。


奥野修司の『ねじれた絆』を思い出す。
子どもを育てることと血のつながりとは関係あるのかないのか。


▽「自分が悪くないときは謝らなくてもいいんだよ」

「誘拐犯」に育てられた「薫」は、この言葉が自分にとっての呪文のようだと、閉じこめられた場所から出ていくための呪文のようだと、思う。


タイトルは、夏休み風に誤読していたが、一週間の寿命だという蝉が、もしも何かの拍子に「八日目」を生きることになったら…ということからきているのだと、読んでいてわかった。
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第66回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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