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嶋崎吉信・清水直子『がんばれ美術館ボランティア』淡交社

与えてもらえると思っていた人は去った
▽…97年の「体感する美術」が終わった後、市の広報紙で来年度の取り組みに向けてボランティアを募集することにしたが、最初から「体感する美術のスタッフ募集」では理解が得られないだろうと、「現代美術を楽しんでみたい方、それを伝えることに興味のある方募集」と呼びかけた。この「体感する美術クラブ」(仮称)が、後のIFSである。

--98年の「体感する美術」はどんな内容で、ボランティアはどう関わったのですか。
 「その年のワークショップは、『まちとアートのコミュニケーション』をテーマに、あえて現代美術ではない演劇関係のアーティストや留学生、都市計画のワークショップを請け負うコンサルタント会社などに企画をしてもらいました。まずは、ワークショップについての考え方を説明して、企画から運営のお手伝いをしてもらいました。とにかくこちらの意図を伝えるのが先で、ボランティアが企画案を出すまでには至りませんでした」

 じつは「スタッフ募集」の呼びかけに40人ほどの申込みがあったのだが、途中で半分が離れていった。現代美術について何か教えてもらえると期待した人たちだった。
 「いっしょに考え、作るのだという位置を理解してもらえたようなので、その年の秋、来年は企画の段階から参加してもらうために、ボランティアに企画書を出してもらったんです。その頃、ずっと仮称だった『体感する美術クラブ』を『IFS』と名付けました」

--実際にどんな提案があったのですか。
 「日常に新しい視点を見つけることが現代美術の効果だね、という声がボランティアのなかから出てきました。そして、佐倉でやるなら、いつもは見えない佐倉をテーマにしようよ、ということになり、いつものまちをちがった角度で見て感じる『ミエナイ・サクラヲ・ミル』が99年のワークショップのテーマになりました。2000年のテーマ『佐倉観光案内』も意識してまちの中の光を観てみる、まちの中で見つけたちょっと気になるものから佐倉の『もうひとつの物語』を考えたり、バス停をめぐるフィールドワークをしました」

 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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