FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

嶋崎吉信・清水直子『がんばれ美術館ボランティア』淡交社

対話をいとわず
▽…「ボランティアは、一年更新という申し合わせのようなものがあり、担当によってはそれを順守するようなこともあった。そこでそれを成文化するにあたり、いわばあえて申し出なければ自動更新になるようにしました。一年で辞められてはスキルが上がりません。講座も研修もどんどんしますから、知識や経験の蓄積によってより質の高い活動をしてもらいたいと考えています。かといって圧力団体にはなっていませんよ」

--ボランティア活動してもらうこと自体を教育普及だと考えたり、ボランティアが圧力団体になることを警戒する学芸員のなかには、同じ人に長く続けてもらいたくないと考える人もいます。
 「よその館でボランティアのなかに派閥ができて、この学芸員はどの派に属するのかなどと詮索されるようなことがあったという風聞はたしかにあります。でもそれは単なる噂かもしれないんですけどね。僕は、ただで働いてもらっていることに気兼ねはせずに、ある人にこの仕事はしてもらえるけれど、別の人には同じようにはしてもらえないということをはっきり言える関係がいいと思いますし、うちはある程度言えています。美術館で提供するサービスは、ボランティアが担おうとその質を落とすべきではない。経済的な対価は支払っていないけれど、講座や研修でそれ以外のものをたくさん提供しているし、またボランティアも、お金以外のざまざまな対価を活動のなかで享受していることをちゃんと自覚していると思います。だから、ただでやってもらっているからと、品質管理をさせてもらうことを遠慮する必要はない。そしてこちらから提供したものは、ボランティア個人の中に溜め込むべきものではなく、美術館のサービスとしてお客様に還元してもらわなければなりません」

 
Comment
 
 






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
 
Trackback
 
 
http://we23randoku.blog.fc2.com/tb.php/5859-05b8ca5c
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第67回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ