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柚原君子『がん患者が共に生きるガイド』緑風出版

柚原君子『がん患者が共に生きるガイド』緑風出版、2001年



▽手許に配られたパンフレットによると、『生きがい療法』とは、岡山県の伊丹仁郎医師が、がん患者の死の恐怖が脅迫神経症患者の恐怖に似ていることに着目して、神経症の治療法である既存の森田療法をがん患者の治療に取り入れたことに始まる、とある。(30ページ)



脅迫神経症 → 強迫神経症



▽会報発行は会の運営の中で一番手間とお金のかかる作業である。たとえばほぼ隔月に会報を出している会の平均値そ算出したところ、会員数四〇七名、運営費一三五万円、会費がおよそ三三〇〇円である。(119ページ)



平均値そ算出 → 平均値を算出



▽…がん発病から一年が経ち、副作用のきつかった化学療法も予定の一〇クールを終えた。以後は経過観察のみで、治療が無事に終わってとりあえずは命拾いをしたのだという思いでいっぱいだった。大声を出してどこまでも走っていきたいような、今までに味わったことのない解放感が心にあふれた。保育士に復職し、また日常が始まった。
 しかし、解放感を持ち続けられたのは短い間だった。病院から切り放されたことで不安感が襲ってきたのだ。予想しないことだった。吐くことを承知で打たれた抗がん剤治療は身の毛がよだつほど嫌いな治療であったが、治療中であるから再発不安も少なく、また医師の目が常に自分にそそがれていることで大きな安心感を得ていたのだった。治療が終わって病院から切り離され、「これからは一人で歩いて行きなさい、フツウの生活に戻って普通に暮らしていいですよ」と言われたことは、信頼してつないだ手を無理に振りきられたようで心細かった。(29ページ)



切り放され → 切り離され ?

 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第66回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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