悶絶スパイラル

悶絶スパイラル
三浦しをん
\1,470
太田出版
2008年
三浦しをんのお笑い方面エッセイ。
図書館でこれもしばらくリクエスト待ちしてたのがきた。
だははと、あちこちで笑いつつ読む。
「難問もんもん」というお題の一文は、結婚披露宴でもんもんとしてしまう三浦しをんの図。
▽結婚披露宴は、しばしば私の血圧を上げる。なんでなのかと考えるまでもなく、結婚という制度のまえに、思考停止状態になるひとが散見されるからだ。フツーに新郎と新婦という各個人を祝福すればいいのに、無邪気に無神経に「制度万歳!」を謳いあげる神経が謎だ。と憤る私の神経が謎だ、と相手が思うであろうことはわかっているのだが。と悶々とする人間がいることに、ちょっとは気づいてほしい。ああ、悶々地獄。
私が思うに、披露宴のスピーチで避けるべきなのは、
一、子どもに関すること
二、夫唱婦随をほのめかすこと
三、これからは社会のために的展開
である。(pp.215-216)
このほかにも、お笑い物件多数。
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