読んだり、書いたり、編んだり 

劇画ヒットラー(水木しげる)

劇画ヒットラー劇画ヒットラー
(1990/08)
水木しげる

商品詳細を見る

「ブックマーク」83号でも紹介されていた伝記マンガ。よんだからあげるーと送られてきたのを、ありがたくよむ。同封の手紙には、「水木しげるが書いているのがいいなぁーと思う」と書いてあった。私がもらった文庫の初版が1990年(私の手元にきたのは、2014年の31刷り!)で、そもそもは週刊のマンガ雑誌に1971年に連載され、1972年に単行本になったらしい。

画家になる希望をもっていたヒットラーが夢破れて…という話は知っていたが、「これほどドイツ人を熱狂させ史上まれな独裁者となったアドルフ・ヒットラーとはいったいどんな人間だったのだろうか…」(p.22)というところを追求してマンガはすすむ。

ウィーンへ出てきた若きヒットラーは、人一倍自尊心が強く、自分がおもしろくないことがあるとしばしば狂暴な発作を起こす人物として描かれている。「本人は死ぬまで芸術的画家のつもりでいた」(p.33)という。
巻末には、マンガ執筆に際して参照したという書物が多数並んでいる。「ヒットラーとはいったいどんな人間だったのだろうか」を知りたいと思った人は、水木以前にもたくさんいるのだなあと思う。

ちょうどこの伝記マンガをよんだあと、文庫になって間もない『ヒトラーのウィーン』を見かけて、買って読んだ。こちらは画家になろうと17歳でウィーンを訪れ、22歳まで過ごしたヒトラーの若き日の5年余りを描いたもので、水木マンガの1~2章と重なる。

"青年期のヒトラーを友人が描いた絵"が掲載されていて、それをみると、水木マンガが描く若いヒットラーとよく似ている。マンガでヒットラーといえば、手塚治虫の『アドルフに告ぐ』を、もう20年くらい前によんだことがあるが、あまりに昔すぎて、サッパリ内容を忘れてしまっている。このマンガをよんだはずの同居人も思い出せないというので、図書館でマンガを一揃い借りてきた。

(3/6了)
 
Comment
 
 






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
 
Trackback
 
 
http://we23randoku.blog.fc2.com/tb.php/5224-685d1805
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第40回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ