読んだり、書いたり、編んだり 

変愛小説集 日本作家編(岸本佐知子編/川上弘美、多和田葉子、本谷有希子、村田沙耶香、 吉田知子、深堀骨、木下古栗、 安藤桃子、吉田篤弘、小池昌代、星野 智幸、津島佑子)

変愛小説集 日本作家編変愛小説集 日本作家編
(2014/09/05)
岸本佐知子編/
川上弘美、多和田葉子、本谷有希子、村田沙耶香、 吉田知子、深堀骨、木下古栗、 安藤桃子、吉田篤弘、小池昌代、星野 智幸、津島佑子
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たしか、図書館で検索したときに、このずらずら並ぶ著者の誰かの名前が引っかかったのだと思うが、誰の名前を検索したのだったか、読み終わってみると全く思い出せない。

編者の岸本佐知子は翻訳家でもあるが、『ねにもつタイプ』とか『気になる部分』という変なエッセイも書いている。このエッセイ類で私はかなり笑ったおぼえがある。お花畑の河童が…

その変なエッセイを書く岸本佐知子が、あるとき、翻訳アンソロジー『変愛小説集』を編んだ。「恋」ではなくて「変」である。「偏」ではなくて「変」である。誤字ではない。

カバー装画は、MARUUさんという人。(遠目には、色使いと雰囲気で、勝手に山本容子かと思っていたら違った。) 「変」によく合っている。
巻頭は川上弘美。王道のような気もする。私はこの人の変な系統の「おはなし」もスキなので堪能した。以下、ぞくぞくと、変な話が続く。

初めて名前を知った書き手や、初めて読んだ作家も。印象に残ったのは「トリプル」(村田沙耶香)と、「逆毛の留め」(深堀骨)。

村田沙耶香は、『殺人出産』という、なんかコワそうなタイトルの本がある(これに「トリプル」も収録されているらしい)。「トリプル」がおもしろかったので、タイトルにビビらずに、こんど読んでみようと思う。深堀骨[ふかぼり・ほね]には、『アマチャ・ズルチャ』というSF作品があるそうだ。

アンソロジーは出会い系でもあるので、おーっと思った人の新しい本を読んでみたい。そして、この日本作家編の本家、翻訳アンソロジーのほうの『変愛小説集』も読んでみようと思う。

(1/13了)

※日本作家編の収録作品
 「形見」(川上弘美)
 「韋駄天どこまでも」(多和田葉子)
 「藁の夫」(本谷有希子)
 「トリプル」(村田沙耶香)
 「ほくろ毛」(吉田知子)
 「逆毛のトメ」(深堀骨)
 「天使たちの野合」(木下古栗)
 「カウンターイルミネーション」(安藤桃子)
 「梯子の上から世界は何度だって生まれ変わる」(吉田篤弘)
 「男鹿」(小池昌代)
 「クエルボ」(星野智幸)
 「ニューヨーク、ニューヨーク」(津島佑子)
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第40回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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