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本は死なない Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」(ジェイソン・マーコスキー)

本は死なない Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」本は死なない
Amazonキンドル開発者が語る「読書の未来」

(2014/06/19)
ジェイソン・マーコスキー

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これも、「ブックマーク」読者のKさんからの本ネタ通信で知った本。本の学校のシンポ報告の本『書店と読書環境の未来図』とあわせて借りてきてみた。amazonが出している「キンドル」という電子書籍の読書端末を開発した人が書いた本。

1972年うまれの著者は子どもの頃から「本好き」だったといい、図書館で本を沢山借りて、リュックが重すぎて背負えなかったとか、そんなエピソードがあちらこちらに出てくる。その「本好き」エピソードには共感するところが多かったが、ひるがえって電子書籍の話は、Kさんが通信に書いていたように「読み進みながら感じる拭い難い違和感は、どこから来るのか」と、私も思った。

タイトルは「本は死なない」というのだが、読んでいると、いまの紙のかたちの「本」は絶滅して、これからは電子書籍しかないでしょうという感じ。紙の本にはこんなエエとこがあって、一方で、電子書籍にはこんなエエとこがあって…と、バランスを取って書いてるようには見えるけど、読むと「未来は電子書籍!」という結論に連れていかれる感じ。
▼電子書籍革命によって我々にはどのようなメリットが生まれ、どのようなデメリットが生じるのか。そしてその革命は今後どこに向かうのか。この物語はキンドルだけに留まらない。電子書籍革命そのものを解き明かすための物語である。(p.8)

私が「紙の本」に浸りすぎていて、電子書籍についてあまり経験がないせいかもしれないが(同居人が電子書籍のマンガをタブレットで読んでいて、私も何冊かはタブレットをこすりながら読んだことはある)、デメリット以外はすべてメリットなのか?と思えてならなかった。

「私は紙の本が大好きだし、紙の本にも良さがあるとは思っているが、やはり電子書籍が持つ可能性を信じている」(p.3)という著者は新技術の普及にあたっての「革新者(innovators)」であり「初期導入者(earluy adopters)」だが、いまだに携帯電話を持たず、携帯端末の類を持たない私は、著者のいう「最遅者(laggerds)」なのだろう(それは「リスクを取らず保守的な人間」である傾向が強いそうだ)。

とりあえず、あと5年くらいして(著者の描く未来のとおりであれば、電子書籍がさらに普及したなかで)この本を読みなおしたらどんな感じかなーと思いつつ、読み終える。

(11/10了)
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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