読んだり、書いたり、編んだり 

子ども・大人(文/野上 暁、ひこ・田中、絵/ヨシタケシンスケ)

子ども・大人 (考える絵本)

なにかで知って、図書館で借りてきてみた本。もう1冊、同じ考える絵本シリーズ『ことばメガネ』も借りてみたけど、私にはこっちの『子ども・大人』のほうがおもしろかった。

野上暁、ひこ・田中が書いた文に、ヨシタケシンスケが絵を描いている。ひこ・田中とヨシタケシンスケの組み合わせは、『レッツとねこさん』や、『レッツのふみだい』を読んだことがある。

ヨシタケシンスケのへんな絵がオモロイのである。野上暁とひこ・田中の書いた文を、さらにふくらませるというか、ツッコミ入れてるというか。

巻末に、「絵本をつくりながら考えたこと」という野上暁とひこ・田中の短い対談のようなものが収録されている。
たとえば野上が「何度もひこさんとやり取りして、大体の骨格ができたところで、ヨシタケさんに加わってもらった。すると、一挙に方向性が見えてきた。ヨシタケさんの描く、子どもや大人の仕草と表情に刺激され、文章もかなり変わった。文と絵を読む楽しさ、文章と絵の微妙なズレから、考えるきっかけも生まれてくる。」と言い、それに応じてひこが「…ヨシタケさんの描く子どもが、大人である野上さんや私の発想を、からかったり皮肉ったりして動きが出てきた」と語る。

とくに、ひこ田中の語る、ここのところがオモロイなーと思った。
相手の考えを受け止めるところから、自分の中に新しい想像が生まれていくのが実感できた。「考える」って、一人ですることみたいだけど、他の人と意見を交換しあいながら深めていくものなんだよね。読書は普通一人でするけど、この絵本に関してはぜひ、友だち、親子、先生と生徒で、読後に意見交換してほしい。(巻末、「絵本をつくりながら考えたこと」)

子どもは、大人になれる!
大人は、子どもにもどれない。

ずっと、子どものままではいられないけど、
子どもをやめて、大人になるわけじゃないんだよ。

…本文にあった、こんなところが印象に残る。そして、やたらおかしい。にやにや笑いながら読んだ。

(10/25了)
 
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第37回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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