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心がほどける小さな旅(益田ミリ)

心がほどける小さな旅心がほどける小さな旅
(2012/04/06)
益田ミリ

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「あぁ、どこか遠くに行きたいなぁ」(p.3)と思うときには、たいてい休めなかったり予定があったりシガラミがあったり、遠くへ行くことがかなわないもの…そんなときに、もっともっと身近なところへ出かけた、「季節に合わせて心がほどけていくような、そんな小さな旅」(p.3)を集めたのがこの本。

益田ミリが一人で出かけている旅もあるが、この本の版元・飛鳥新社の編集者の猫山さん(仮名)と二人の道中も多い。泊まる旅も少しはあるが、日帰りでふらりと出かけた小さな旅が大半。

あとがきには、こう書いてある。
▼自腹で行きたいところに行って、やってみたいことをやった、という感じだったけど、そのひとつひとつで、のびのびしていた気がする。ポンと普段の生活から切り離されるのはいいものである。(p.164)
山口の秋芳洞へ行ったときの「すご~い!きれ~い!」を連発した旅のことを書いたところ、ばーんと窓を開きたくなる、というのがイイ。

▼大きく、美しいものに圧倒される瞬間。
 とにかく、「すごい! すごい!」と感じる心。
 それは、子供の頃の自分に出会えたような懐かしさに似ている。
 大人になると、知らず知らずのうちに自分の窓を小さくしか開かなくなっている。傷つくのが嫌で、いつもおっかなびっくり。
 そんなだから、ときどきばーんと窓を開きたくなる。それは、わたしの場合、きれいなものを前にしたときに、もっとも大きく開かれるような気がするのだった。
 いいものを見たなぁ。気持ちが良かったなぁ。
 深呼吸をしたのではなく、たまっていた息を吐き切ったような。(pp.66-67)

私も、もう何年前か、秋芳洞へは入ってないけど、秋吉台のカルスト台地は見たことがある(山口に住む友がクルマを出してくれたのだ)。教科書の資料集のちっこい写真で見ていたのとは、なんだか全然違う光景だった。うわぁ~と思った。こんなに広くて大きいのか!と思った。益田ミリの旅を綴る文章を読んでいて、そのときのことをちょっと思い出した。

(7/11了)

*誤字
p.17 春の万博記念公園へ。国立民俗学博物館にも寄りました
 →エビの形の棺桶があるのは、国立民「族」学博物館(通称みんぱく)
http://www.minpaku.ac.jp/

※「俗」のほうは、千葉県の佐倉にある
国立歴史民俗博物館
https://www.rekihaku.ac.jp/
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第37回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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