読んだり、書いたり、編んだり 

私の学んだこと (山代巴)

▼山代巴『私の学んだこと』径書房(1990年12月刊)

山代巴文庫の第二期「六」、なにかがあってこの古い本を図書館で借りてきたのだが、なんで借りてきたのか忘れてしまった。

巻頭におさめられている「郷土の恩師」の冒頭に、山代巴が高等女学校で習った、理科と絵を教えてくれた渡辺忠夫先生の話が出てくる。「図画手本のようにではなく、見たままのコップを書きなさい」と写生について話した先生の言葉から、その「自分の見たまま」を描いた絵を渡辺先生がほめてくださったこと、小学生のときに描いた絵(それはほめられたことがなかった)のこと、自分がものを見ること、よく見るということについて書かれたところが、とくによかった。

その渡辺先生が去られたあと、山代巴は、府中の中学の図画教師だった藤原覚一先生にまなぶ。山代巴は、かつて画家志望の少女だったという。しゃにむに画家を志して、絵の勉強もし、女子美術専門学校にすすんでいる。その後、父の破産があって、山代巴は学校をやめて働くことになるのだが、藤原先生は自分にとって「心のふところ」だったというところも、よかった。
何年か前に、山代巴が編んだ『この世界の片隅で』を読んだ。この人が、治安維持法違反で検挙され、敗戦までの5年を獄中で過ごしたと知ったのは、いつだったか…。

『私の学んだこと』の、読みきれなかった後半の章も、他の巻も、すこしずつすこしずつ読みたい。

(2/18、途中まで)
 
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第40回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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