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人が集まる「つなぎ場」のつくり方-都市型茶室「6次元」の発想とは(ナカムラクニオ)

人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは人が集まる「つなぎ場」のつくり方
-都市型茶室「6次元」の発想とは

(2013/10/24)
ナカムラクニオ

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「ブックマーク」読者の方のメールに書いてあった本を図書館で借りてみる。

著者のナカムラさんが、死ぬまでにやりたいことの3つ「カフェと古本屋とギャラリー」を、突然会社を辞め、やってしまったのが、東京の荻窪にある「6次元」という場所。

その「6次元」を開くまでの話が少しと、開いてからの話がたくさん。基本は縦書きの本だが、合間に横書きのあれこれが入り、ちょっと不思議なつくりの本。

「6次元」という場につながった人たちのコメントが、「あなたにとって、6次元とは何ですか?」の問いに対する答えの形で、本のなかの数カ所にまとめられていて、そのコメントを寄せてる人にいろいろと"肩書き"がついてて、これって"肩書き"があるからいいのかなーと思ったりした。かすかに"内輪"な感じを受けるところもあるが、この本を読むかぎり、ナカムラさんという人は、常連でかたまらないように、あえてずらすこと、違う人や風を入れることにも気持ちを向けているようだ。

▼どんな本も開かれないならばその存在はないのと同じ。
 どんな空間もドアが閉ざされたら死んでしまう。
 どんどん新しいドアを開けるような場をつくりたいと思っています。
 近い将来やってくるのは「自給自本」の時代。
 誰もが、自分が編集した1冊のように、空間であそぶ時代がやってくると思います。(p.191)
「本」て、何やろうなという意味で、このコメントも印象に残った。

▼6次元で、本の出版トークをやっていくうちに一番不思議だと思ったのは、1500円の本を売るのは難しいのに、1500円のトークには、人がたくさん集まるということ。少し高い2000円でも集まる。2000円の本って言ったら、ますます誰も買わなくなるのに。簡単に言ってしまえば、大切な話を聞く2時間は、1500円の価値があるってみんなが思っているわけです。忙しいから読むのが大変だっていうこともあるかもしれません。でも、これって本を買う行為そのものなんだと思います。(p.94)

たしかに、1500円の本も2000円の本も、売るのは大変だ。私自身、そういう値段の本はめったに買わない。でも、半額セール!とか値下げをしたからといって売れるわけでもない。たとえば「1500円」や「2000円」を払うとき、どういう場面に、あるいはモノに、私は「これなら」と財布を開くのだろう? そんなことも考える。 

(11/27了)
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第42回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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