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〈わたし〉を生きる―女たちの肖像(島崎今日子)

〈わたし〉を生きる―女たちの肖像〈わたし〉を生きる―女たちの肖像
(2011/06/30)
島崎今日子

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主にAERAの「現代の肖像」に書かれたものをまとめた本。取材時から10年ほど経っているものも多いが、そういう時間の経過はあまり気にならない。

取り上げられているのは、作家、俳優、ジャズシンガー、漫画家、CEO、演劇プロデューサー、議員、学者、プロレスラー、スタイリスト、脚本家、写真家、プロボクサー、劇作家…等々。

本を読んだことがあったり(これが一番多い)、ライブへ行ったことがあったり、作品展を見たことがあったり、講演を聞いたことがあったり… 登場する人たちのことを全く知らないわけではないものの、ご本人がどう「〈わたし〉を生き」てきたかは、ほとんど知らない。

その知らないところが、ぐぐっと書いてある。
萩尾望都のことばが、いまの私には残った。「自分で女の子はこうであらねばと縛っていたと、指が教えてくれました。作品を描くことは考えること、考え続けることで解放されてゆきます」(p.60)とか、「創作とは、古い世界や古い自分を壊し続けることです」(p.63)とか。

▼結婚をせず、子供を産まず、漫画を描いて生きてきた。現実社会でも少しは楽に呼吸できるようになったが、自分が小野世界の中心から外れた場所にいるという淋しさが消えることはない。
「でもね、異端のしんどさは時に武器になる。みんな、そのしんどさを胸に掲げて生きればいい。世界は変わります」(p.63)

むかーし読んだ、同じ著者の『女学者丁々発止!』を久しぶりに読みなおしたくなった。

(5/31了)
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第40回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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