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「PAT in Kyoto 京都版画トリエンナーレ」→「本の梯子 book ladder」→「刺繍作品展 ファンタジー」

八坂神社の桜やっと次号『We』の入稿もすんで、ひさびさに休みらしい休み。

田中恒子さん(『We』176号インタビュー)に券をもろてた京都市美の版画展と、今日からはじまった「本の梯子」展と、あと海月文庫の刺繍展を、同居人とハシゴ。

雨がぽつりぽつりと降り出したなか、八坂神社、円山公園をぬけて京都市美まで歩く。八坂神社では、もう桜がだいぶ咲いていた。
「PAT in Kyoto 京都版画トリエンナーレ」京都市美で、3/24(日)まで
入るなり「版画」って何???と思う展示。さすが恒子さん、これもあれも全部「版画」とのみこんではるのかと思っていたところ、会場でぐうぜん恒子さんに会い、話をしていると「えっ、これが版画?って思うでしょ。私も実行委員長つかまえて、版画の概念て何?って聞いたわよ」とのこと。

版画って、プリント? ものをうつしとること? この会場にあるのが全部「版画」やったら、本なんか全部版画ですよね、って感じ。学校の図工でやったような「版画」に近いものもあるが、そうでないもののほうが多く、プリントや版的なものはなんとかわかるものの、鉄を錆びさせた作品が版画?? これがぜんぜん分からず、同居人が図録を購入。帰ってあらためて眺める。

「本の梯子 book ladder」…二条城近くのギャラリーモーネンスコンピスで3/31(日)まで

この展覧会の関連催しでパフォーマンスをされる納谷衣美さんから案内をもらっていて、東山から地下鉄東西線で初めて二条城で降りて行ってみる。二条城の脇を堀川通り沿いに歩いて、お城をすぎて、幼稚園のつぎ、予備校のまえ、エーワンテックという会社の建物の3階。外階段は超バリアフルで、雨が降っていたこともありすべりそうになる。

私が地図をみるのに手にしていた「本の梯子」という案内を、同居人は会場につくまで「木の梯子」と思っていたらしい。

市美の「版画」が強烈だったこともあり、展示をみながら「これは版画やな」「これは版画とちゃうな」と思ってしまう。よくよく見ると刺繍のような作品があったり、映像があったり、パンヤのようなもやもやとしたものがケースにあったり、こっちはこっちで「本=紙の束」みたいな感覚を、ぐらっとさせてくれるような。

入ってすぐの、原稿用紙を、罫線に添って丹念に切ったのであろう作品は、その切り抜かれてしまった部分、本来ならそこに字が書かれる枡目の存在に思いを馳せさせる、まさに梯子のようで、おもしろいもんやなあと思った。

「刺繍作品展 ファンタジー」…南方の海月文庫で3/24(日)まで

「これは刺繍やな」という作品8点の展示。といっても、布を刺繍枠でぴんと張って刺す、というような刺繍ではない。糸でちくちくと、ちくちくと、ちくちくと、刺していった何かが、そこにあるというか。

今日は作者の松原知美さんにはお目にかかれなかったが、海月のミケさんから話を聞きつつ、お茶を飲みつつ、さわってみたり、みあげてみたり、過去の展覧会の写真を見せてもらったり。


今日の3つのハシゴは、ゆらされて、それがこのところ忙しすぎて淀んでいたようなものを、払ってくれたようだった。
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第40回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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