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視点をずらす思考術


視点をずらす思考術
森達也
\735
講談社現代新書
2008年

図書館で見かけて、借りてきてみた。
森があちこちに書いたものを、改題し、大幅に加筆訂正したものだという。

昨日、昼を食べに入った店で、「週刊文春」の書評欄で、森が『人を撮る』という本を書評していた。ドキュメンタリーが、中立とか客観的ということはありえない、と書いてあった。

▽世界は広い。でも人の感覚の幅はとても狭い。さらに可視光線の幅は電磁波全体のほんの一部でしかない。つまり見える光と見えない光がある。認知できる音波の幅もとても短い。聞こえる音と聞こえない音がある。
 だからもしも可視光線の幅がほんの数ミリずれたなら、それまで見えていなかったものが眼前に現れる。

 だからずらす。可視光線の幅はコントロールできないけれど、視点くらいはずらすことができる。たったそれだけのことでも、まったく違う世界が眼前に現れる。
 人の一生は短い。限られたこの時間のなかで、僕はできるかぎりはいろんな断面を見たい。聞きたいし知りたい。そんなことの繰り返しで、この世界は意外と捨てたものではなく、人って素敵な存在なのだと思うことができる。
(pp.191-192)

ずらす。
意識してずらす。

(6月22日読了)
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第66回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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