読んだり、書いたり、編んだり 

すゞしろ日記(山口晃)

すゞしろ日記すゞしろ日記
(2009/08/01)
山口晃

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年末から、本屋にあった山口晃の『ヘンな日本美術史』が気になっていた。そのまえに、京都の山口晃展を見てきたせいもある。買おうかな~ぴらっ、どうしようかな~ちらっ、と本屋で何度かさわりつつ、結局、図書館に入ってるのをみつけて予約待ち。

蔵書検索で「山口晃」と引いて出てきた本を、なんかどっかで見たような…と思いつつ予約して、カウンターで受け取ると、やはりどこかで見覚えがある。これって、ウチにあったんちゃうかと思いながら、帰ってきて本棚を探ると、やはりあった。『さて、大山崎』。これも、大山崎の山荘美術館へ見にいったのだった。

同じ本2冊をぱらぱらとめくり、「すゞしろ日記」の大山崎版(OH!ヤマザキ版)が収録されてるのをみて、たしか「すゞしろ日記」が本になってたよなーと、図書館でそっちを借りてきたのが『すゞしろ日記』
「すゞしろ日記」の始まりは、展覧会用に制作した「国内篇」「洋行篇」だといい、その始まりを巻頭において、あとは主に「UP」という東京大学出版会のPR誌に載ったやつである。タイトルは、「大根と云う野暮ったい響きを、すゞしろと美しげに言いかえる様に、味気ない日常を賑やかしく妄想するわびしさを題に託したのだ…面白き事も無き世を面白く的な事をすゞしろの題に託している」(p.3)という。

「UP」は、私も大学にいた頃にはけっこう読んでいたが、小さい字ばっかりだった。いつのまにかこんな手描き漫画が載るようになっているのか(といっても、「UP」はA5判のはずで、そのサイズでこの漫画はよほど字が小さい)。

「UP」連載は2005年からで、2009年までの50回分と、その他のいろいろが収録されている。この人のちまちまとした手描きの字を読んでいると、あーこの人も京都の「大絵巻展」へ行ったのか~と思ったり(私も会期の初日後期にもう一度行った)、金沢でなにやらうまそげなものを食っているのを読むと、どこやろか?と思ったり(石川のSさんは知っているだろうかと思ったり)。

この人の名前をおぼえたのは、東京の上野でみた「アートで候。会田誠 山口晃展」だったなーと思い出す。

「面白き事も無き世を面白く的な」漫画ではあるが、ときどき「え、これで原稿料もらえるんか!」と思わなくもなし。山口晃、同い年か…。

(2/3了)

「UP」目次を確認したところ、「すゞしろ日記」の連載は続いており、おそらく100回いくんちゃうかと思う。
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第39回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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