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生まれてきてよかった―てんでバリバラ半生記―(玉木幸則)

生まれてきてよかった―てんでバリバラ半生記―生まれてきてよかった
―てんでバリバラ半生記―

(2012/10/22)
玉木幸則

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「生まれてきてよかった」と、12/23に参加した新型出生前診断の集会で、ダウン症の本人さん(前でトークした3人)から聞いた。この玉木さんの本のタイトルも、同じ。

玉木さんのことは、メインストリーム協会とか、NHK教育の「きらっといきる」(私のなかでは牧口一二のイメージが強いのは、玉木さんが出るようになった頃にはますますテレビを見なくなっているからだろう)とか、いまやったら「バリバラ」(テレビを見る習慣がますます失われて、ほとんど見たことないけど)とくっついている。

玉木さんの書く半生記は、年がいっこ違いということもあって、あーこんなんあったなーと同世代としてもおもしろかった。地元の学校ではなくて養護学校へ行ってた子もおったんやろうけど、私の通ってた公立小学校でも、障害児とのつきあい方は、玉木さんが地元の小学校でもってもろてた先生らみたいな柔軟さがあった、ような気がする。

お母さんが「私がちゃんと産めば、こんな体にはならんかったのに」と言っていたのを、子どもの玉木さんは何気なく聞いていたが、大人になってからいろいろ考えたことをこんな風に書いている。
▼ぼくは「ちゃんと生まれてないんか」と考えると、生まれてきているわけですよ。つまり、こうして生きつづけているわけですから、これこそが「ちゃんと生まれてきた」証しだと思います。(p.10)

でも、一般的には"五体満足"=ちゃんと生まれる=普通に生まれる、と考えられている。

▼それでいくと、ぼくは「ちゃんと生まれてない」ことになるのかもしれないけど、大人になった今のぼくを見て「あの人は、ちゃんと生まれてきてないな」と思う人が、どれだけいるでしょうか。たぶんぼくの子どものときに比べると、そのように思う人は減ってきていると思います。(p.11)

自立支援法とか何とかで「資格がある人が介護する」みたいになっていって、今日急に介護に入られへんようになったから、代わりに行ってというようなことは、やっぱり激減した気がする。むかし、一緒に青い芝の大交流キャンプへ行った人らを近所で見かけるとき、今はたいてい名札を下げた人がついている。「お仕事」という識別なのかもしれへんけど、名札を下げた人がついてくる生活は、自分やったら(ちょっとなー)と思う。

名札を下げてついてる人は、なんで名札をつけてるんやろ?

(1/5了)
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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