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年をとったワニの話 他3篇 ショヴォー氏とルノー君のお話集 1(レオポルド・ショヴォー)

年をとったワニの話 他3篇 ショヴォー氏とルノー君のお話集 1(レオポルド・ショヴォー)年をとったワニの話 他3篇
ショヴォー氏とルノー君のお話集 1

(1986/01/31)
レオポルド・ショヴォー

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へのへのもへじ文庫で借りてきた福音館文庫の『子どもを食べる大きな木の話』をよくよく見ると、"ショヴォー氏とルノー君のお話集"の2巻だったので、せっかくだから1巻から読んでみようと図書館へリクエストすると、思いがけず、でかい本がきた(図書館の書誌情報によると20×27cm)。

予約棚から出てきた本は、横長にでっかいハードカバーで、福音館文庫の2巻を見ていただけに「えっ?」と思ってしまった。あいにく、小さい文庫版は図書館にはないそうで、そのでっかい本(けっこう重い)を借りて帰って読む。

「ショヴォー氏とルノー君のお話」の作者は、ショヴォー。これは、ショヴォー氏が、息子のひとり・ルノー君に語りきかせたお話で、その父と子のやりとりもおもしろい。父ちゃんは、ルノー君にけっこうくさされている。「パパの話って、ばかみたいなときがいちばんおもしろい」などと。

せがまれて、ショヴォー氏が語った話がこれまた奇天烈なおかしさで、ハッピーエンドなんかには絶対ならず、登場するノコギリザメやトンカチザメはひどいことばっかりするし、表題作のじじいのワニは腹が減ったからと孫を喰ってしまうし(それでワニ仲間から追われる)、流れ流れて出会ったタコと愛しあいながら、そのタコの足がうまそうなのでやはりこのじじいワニはタコの足を喰いつくしてしまって呆然としたり。

ついている絵も怪しく、いったいこれは誰の絵や?と思ったら、作者のレオポルド・ショヴォーが描いたイラストなのだった。
このワニの話、古くは昭和17年初版という山本夏彦訳があるそうで(これは再版されている)、ほかにも福音館文庫版や、ショヴォーではない人の挿絵がついたものなど、いろんな版があるようだ。

年をとったワニの話―ショヴォー氏とルノー君のお話集〈1〉 (福音館文庫 物語) 福音館文庫版

年を歴た鰐の話 文藝春秋 復刻版(山本夏彦訳、昭和22年版の再版)

THE OLD CROCODILE―年をとった鰐 プチグラパブリッシング版(出口裕弘の原訳をもとに、山村浩二の文と絵)


いつまでも、鰐 文遊社版(挿絵はピエール・ボナール、訳は高丘由宇)

(10/1了)
 
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第42回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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