読んだり、書いたり、編んだり 

うさこちゃんときゃらめる(ディック・ブルーナ)

うさこちゃんときゃらめるうさこちゃんときゃらめる
(2009/04/15)
ディック・ブルーナ

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「うさこちゃん」というと、"口がバッテンのうさぎ"という印象として私のなかにはあって、たぶん子どもの頃に読んだやつだが、そのうさぎが赤い海パンをはいている、という絵が思い浮かぶ(たぶんこれだ)。

うさこちゃんのシリーズは、ずいぶんいろいろ出ていて、この『うさこちゃんときゃらめる』は、"4才から"というセットのうちの一冊。

うさこちゃんが、万引きするのだ。
ふわかあさん(こういうキャラクターがいることを初めて認識)と買い物にいったとき、うさこちゃんは「だれも みていないとき きゃらめるを こっそり ぽけっとに いれたのです…」。
「そのばん うさこちゃんは べっどに はいっても ねむれませんでした」。

次の日、うさこちゃんの様子がおかしいことに気づいたふわかあさんが「どうしたの、なにか あったの?」と聞き、うさこちゃんは小さな声で「きのう おみせに いったとき きゃらめるを とったの。それで いまも ぽけっとに あるの」と答える。

それからふわかあさんとうさこちゃんは、きゃらめるをお店に返しにいく。「ああ、はずかしい。あんなこと しなければ よかった。でも、これは じぶんの したことです」と思ううさこちゃん。

自分のしたことを、うけとめる。ねむれないほどの動揺、なんであんなことしたんやろうという思い、そういうのは、大人になってもずっとあるし、ふと子どもの頃にやってしまったことを思い出すときもある。

"4才から"というセットの一冊のこの本、4才くらいの子どもはどう感じるんやろと思い(なかなか私には想像できない)、むしろ"14才から"とか、"大人にも"という本であってもいいような気がした。

(9/23了)
 
Comment
 
 
だいぶ前のうさこちゃんのおばあさんが亡くなる話も衝撃をうけましたが、万引きするような子になってたとは(驚愕)
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2012.09.28 Fri 15:12 らんぷ店主  #-
40何年前、愛読書でした。赤い海パンのうさこちゃん。従妹が確かゴム製の人形を持ってた。
万引きの話は知りませんでしたが、私が子供の頃の児童書って「キャラメル」がなんだか非常に魅力的なお菓子として登場してくるのが何冊かあったように思います。
今はミッフィーというのですね。
うさこちゃんとうみ  [URL][Edit]






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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第39回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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