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谷川俊太郎詩選集 3

谷川俊太郎詩選集 3谷川俊太郎詩選集 3
(2005/08/19)
谷川 俊太郎

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向井承子さんからいただいた、『脳死・臓器移植 私たちのメッセージ』(「臓器移植」の性急な立法化に反対する連絡会編)の冒頭に、谷川俊太郎の「誰にもせかされずに」があった。連絡会主催の、「脳死・臓器移植」を考えるシンポジウム(1994年10月8日)で朗読されたものだという。

どれかの詩集に入ってないかと探したら、この詩選集に、単行本未収録詩篇として収められていた。

誰にもせかされずに私は死にたい」から始まる詩の、最後の2連はこんなだ。


誰にもせかされずに死にたいから
誰もせかさずに私は死にたい
丸ごとのただひとつのいのちのままで私は死にたい
限りあるいのちを信じるから 限りあるいのちを慈しむから
今も そして死のときも

誰にもせかされずに私は死にたい
扉の外で待つ者が私をどこへ連れ去るとしても
それはもうこの地上ではないだろう
生きている人々のうちにひそやかに私は残りたい
目に見えぬものとして 手で触れることの出来ぬものとして
(pp.235-236)
この詩選集には、『世間知ラズ』より「父の死」も収められていた(この詩集は、15年くらい前にもらって、うちにある)。

高校のときに、母の友人から贈られた『よしなしうた』に始まり、うちにある谷川詩集を寄せ集めたら十数冊になるが、この詩選集3の巻末を見ているだけでも詩集のほかに単行本、絵本、翻訳など膨大な冊数の本があって、ちょっとびっくりした。
 
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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