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『季刊 福祉労働』135号 特集:東日本大震災と障害者(福祉労働編集委員会)

『季刊 福祉労働』135号 特集:東日本大震災と障害者『季刊 福祉労働』135号 
特集:東日本大震災と障害者

(2012/06/20)
福祉労働編集委員会

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特集は、「東日本大震災と障害者」。被災した各地からのレポートのほか、障害者制度改革と総合支援法案について尾上浩二さんが書いたもの、青い芝の綱領について書いた戦後障害者運動史再考という論文、「ヒトiPS細胞は何をしたのか」という新連載が収録されている。

巻頭は、「長期的に人を支える仕組みづくりのために、生活の細部を丁寧に伝えていくことが言論の役割」という大野更紗さんインタビュー。

福島での子ども時代を語った話のなかで、「何世代か前にハンセン氏病を発症した家には苛烈な差別がまだリアルに生きていました」というところに、1984年生まれの大野さんに記憶されるくらい、リアルに差別はあったんやなと思う。老人たちは「あそこの家ではお茶を飲んじゃいけない」「あそこのせがれとは絶対につきあうな」と、ひそひそ言ったそうだ。大野さんは、子ども心に「え、なんで!?」と思っていたと。

▼「知的障害の人たちは、差別されながらも、田舎というだだっ広い空間の中で、農業労働者としてコミュニティの中に労働と居場所があったりした気もします。でも、病者、特に病痕がある人に対する『村八分』、排除はすさまじい。病者や身体障害者は家の『穢れ』とされ、なきものとされる。精神疾患や、認知症についても『座敷牢』の世界です。それらは文献や資料の中の出来事ではなく、わたしにとっては、近しい地域社会そのものでした。…」(p.9)

この大野さんの話に、自分と同世代のろう者が、聾学校では手話を禁止され、ひたすら口話教育の訓練をされた、という話を聞いたときと同じくらいの衝撃をうける。
【主要目次】
インタビュー 大野更紗
長期的に人を支える仕組みづくりのために、生活の細部を丁寧に伝えていくことが言論の役割
東日本大震災における障害者支援の今後の課題(八幡隆司) 
JDFいわて支援センターから 岩手の報告(小山 貴) 
被災地における障害者の状況と支援活動の実状
 ――JDFみやぎ支援センターの取組みと課題(株木孝尚) 
被災地障がい者支援センターふくしまの活動から(白石清春) 
震災と情報保障――聴覚障害者の被災状況から(石野富志三郎) 
多くの被災視覚障害者が支援から取り残されていた……
 ――私たちが一部把握できた“八割以上”の方々(加藤俊和) 
あの人のところへ 今すぐに みんなの力で
 ――東日本大震災直後からの「手と手をつなぐプロジェクト」(伊藤寿彦) 
震災と医療的ケア/障害女性の立場から/養護学校(特別支援学校)から/精神障害者から/災害時要援護者支援への提言                           
現場からのレポート  
 障害者制度改革と「障害者総合支援法」案(尾上浩二)
論文
 戦後障害者運動史再考(上)
  ――「青い芝の会」の「行動綱領」についてのノート(荒井裕樹) 
新連載
 ヒトiPS細胞は何をしたのか(1)(福本英子)
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第44回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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