読んだり、書いたり、編んだり 

春の数えかた(日高敏隆)

春の数えかた春の数えかた
(2005/01)
日高敏隆

商品詳細を見る

こないだ手話サークルで、本の話題になったときに、この本を読んでるという人がいて、図書館で借りてみた。

ある季節に芽吹き、花を咲かせる植物は、どうやって季節を知るのか? ある季節に姿をあらわす虫や鳥は、どうやって季節を知るのか? 

▼生きものの種がちがえば、春のくる日もちがうのである。(p.222)

生きものたちは、それぞれの手だてで季節をはかり、時をあわせて姿をあらわす。そのことを、「遠くまで開けた感じ」の滋賀で、ぐるりの観察から書きとめている。自然界と人里との関係、人の社会がつくりだしてきたものと生きものの行動との齟齬、そんなことも書かれている。

この本を読んで、『私たちは"99%"だ』のまえがきに、レベッカ・ソルニットの詩的な表現が引かれていたのを思い出した。

▼花を引き抜くことはできても、春の到来は止められない。(p.vi)
生きものの話はおもしろかったのだが、ときどき出てくる人間の表現、とりわけ女性を書くときに「キュート」というようなマクラがやたらつくのは、なんかなーとも思ったのだった。

(5/27了)
 
Comment
 
 






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
 
Trackback
 
 
http://we23randoku.blog.fc2.com/tb.php/4352-ad27a473
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ