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部落解放 2012年 01月号 よりよい「生命」とは何か

部落解放 2012年 01月号 よりよい「生命」とは何か部落解放 2012年 01月号
よりよい「生命」とは何か

(2011/12/20)
解放出版社

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6/23に行くつもりの米津知子さんの「命の選択?-出生前診断にどう向きあうか-」

米津さんとの対談が入った横田弘さんの本をまた借りてきて読んでみたり、図書館で探して、米津さんが書いたものが入っている雑誌を借りてきて読んでみたり、先日もらった『現代思想』6月号の「尊厳死は誰のものか」を読んでみたり。

この『部落解放』1月号の巻頭で野崎泰伸さんが書いている「「障害者が生まれるから」原発はいけないのか」に、米津さんの文章が引かれている(『インパクション』181号に掲載の「「障害は不幸」神話を疑ってみよう」)。

"「障害者が生まれるから」「奇形児が生まれるから」原発反対"という言い方は、この1年あまり、ちらちらと目にすることがあった。"「病気が増えるから」「健康をそこなうから」原発反対"というのは、もっとたくさんある。

原発のもたらす放射性物質がいのちに影響をおよぼすのは、ちゃうやろと思う。その一方で、「障害」や「病気」が忌避されることに対しても、もやもやとする。原発による加害と、障害や病気に対するマイナス観。そこのところをどう考えたものかと、思っていた。

ぐるぐると考えながら特集記事を読み、またぐるぐると考える。特集タイトルの「よりよい「生命」とは何か」は、自分にとってけっこう切実。
▼そもそも、障害の負のイメージは真実だろうか。原発に反対する運動は「原発は安全」を疑い、神話だと見破った。その賢明さでもって「障害は不幸」「障害はあってはならない」も疑ってみたらどうだろうか。原因がなんであれ、手や足のかたち、歩き方、聞こえ方、話し方、見え方、ものごとの感じ方が他の人と違う子は、いつの時代にも生まれるし、生まれてからそうなる人もたくさんいる。それは不幸あるいは恐怖なのだろうか。(p.18、もとは『インパクション』181号のpp.43-44からの引用)

松永真純さんの「出生前診断に向き合うために」、八木晃介さんの「どこまでが〈健康〉なのか」も、時間をおいて、くりかえし読んだ。

この号で紹介されているマラフィ・ジョヤさん(中村一成「占領と軍閥、原理主義と闘う」)が講演のたびに繰り返すということば。

▼「沈黙に甘んじるとき、私たちの生は終焉に向かう。抑圧者が自発的に自由を与えることは決してない。自由は被抑圧者が自ら要求し、勝ち取らねばならない」(p.81)

どういうふうに言うたらええんか迷うこともあるけど、黙っておられへんと思う。
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第39回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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