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賢者モ来タリテ遊ブベシ―福祉の里 茗荷村への道(田村一二)

賢者モ来タリテ遊ブベシ―福祉の里 茗荷村への道(田村一二)賢者モ来タリテ遊ブベシ
―福祉の里 茗荷村への道

(1984/01)
田村一二

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糸賀一雄さんの評伝『異質の光』の巻末の参考文献のところに、一緒に近江学園をはじめたおひとり・田村一二さんの本がいろいろと載っていて、その一冊を借りてきて読んでみたら、糸賀さんとは全く文体が違って、飄々とした文章はすごくおもしろかった。合間には、田村さん自身の絵が入っていて、それもよかった。

近江学園のあと、「茗荷村」をつくった田村さん。その村是は、「賢愚和楽」「自然随順」「物心自立」「後継養成」の4つ。明治うまれという世代と時代のためか、わずかながら「?」と思うところはあるのだが、おおかたはうんうんとうなづける話だった。

「流汗同労」のはなし、「混在共存」のはなし、「福祉とはつながりの水平化」のはなし……今の時代には、どれも"労働"という仕切りをすると難しい話になるのかもしれないけれど、「原点」があるなあと思った。一緒に暮らすという"仕事"のことでは、We173号で話を聞いた李国本修慈さんの「24時間の生活支援を〈仕事〉にする」という話につながるものを感じた。
田村さんがくりかえし書く「分の厚いあたたかい目をふやす」というのは、ラーの人(←重心ラーの会)を増やすことと同じことやなあと思いながら読む。

だいぶ前のWe147号で載せた、愛知のゴジカラ村の吉田一平さんの「ごちゃまぜがいい」という話、田村さんの茗荷村にも通じるものを感じた(一平さんは、田村さんの茗荷村のことも知ってるんちゃうかなと思った)。

茗荷村は映画にもなってるらしい。どんなんやろ、、、、。とりあえず田村さんの他の本も読んでみたくて、古い本をまた予約中。

(5/16了)
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第42回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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