読んだり、書いたり、編んだり 

結婚相手は抽選で(垣谷美雨)

結婚相手は抽選で結婚相手は抽選で
(2010/07/14)
垣谷 美雨

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しょっちゅう使うのは近所の市立図書館だが、1駅隣の△センターの図書室も併用して、だいたいどっちも貸出上限いっぱい借りている。図書館は、今は所蔵のある本ならネットで検索も予約もできて貸出延長もできるが(所蔵のない本は紙でリクエスト、カウンターで延長)、△センターはまだ所蔵資料のネット検索ができるだけで、予約も貸出延長もネットではできない。なので、△センターで借りた資料はついつい「返却期限」がわからなくなりやすく、何冊借りているかも記憶が怪しくなることが多く、忘れないために毎回「10冊」借りている(半分は積ん読で返すことも多い)。

だいたい7~8冊は、あれとこれとこれとあれ…と選ぶが、あと1冊か2冊、何がええかなーとうろうろしてるときに私が手に取った本をみて、「私はそれはあまりおもしろくなかった、こっちのほうがおもしろかった」とカウンターで聞いたので、じゃあと本をとりかえて借りたのが『結婚相手は抽選で』

読みはじめてみるとなかなかおもしろくて、イッキ読み。
こういう小説がどういうジャンルになるのかいまいちわからんが(SF?推理小説?)、『図書館戦争』みたいな、もしかしたら先ではこんな世の中になってるかもしれへんでーという設定の話だった。つまりは「結婚相手を抽選で選んで、くっつける」という抽選見合い法なるものが施行されることになったあと、その対象となった25歳から25歳までの男女はどんなことになったか、という話。

妄想といえば妄想だが、「政府は、同法を設定した目的を、少子化の最大原因とされる晩婚化を打開するためと発表している」などというシチュエーションが、全くありえないこともないような、そういう意味でも『図書館戦争』のようなのだった。

国が無作為に選んだ相手と見合いをして結婚相手を決める。断るのは2回まで、自分から3回断ったら「テロ撲滅部隊」に入らなあかん。表紙のイラストにあるように、つがいにさせられるのは「男女」であって、それ以外の組み合わせは”想定外”になってるところが、いかにも(日本)政府のつくった法律やなあと思う。

こういう「いやでも見合い」の状況下におかれたことで、行動する人もあり、自分にとってゆずれない条件は何なのかを発見する人もあり、親やら周りの人との関係がうごくひともあり。その話のつくり方はなかなかうまい。

この人のほかの小説もちょっと読んでみたい。

(4/21了)
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第39回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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