読んだり、書いたり、編んだり 

バナナこどもえん ざりがにつり(柴田愛子・文、かつらこ・絵)

バナナこどもえん ざりがにつり (絵本・こどものひろば)

「りんごの木」の柴田さんには絵本や他の本もあることを知り、とりあえず近所の図書館にあったのを借りてきた。

「バナナこどもえん」は、「バナナのすきな えんちょうせんせいの ななこさん」と、「バナナのすきな こどもたち」があそんでいます、という冒頭。えっ、バナナってそういう意味?と思ったら、すぐ「あ! でも、バナナが きらいでも はいれます」と書いてある。

ごちゃごちゃとした楽しそうな場で、ななこさんが大きな笑顔で「おはよう!」とやってくるこどもを迎えている。こどもはあっちこっちでいろんなことをしてる。絵をみてるだけで、うわー、おもしろそうなとこやなと思う。子どもらの表情がめっちゃいい。とくにかっきーとあーくんがにらみあってるところ。

「きょうは ざりがにつりに いこうよ! あったかいから きっと つれるぞ!」とかっきーがやってくる。
ざりがにつりの用意をして、みんなでおがわへ。枝に糸をむすんで、それからスルメを結わく。自分がスルメを食べてる子もいる。

かっきーのスルメをざりがにが食べている。でも、かっきーが、そおっと枝をあげると、ざりがにはスルメを離して、石の下へもぐってしまう。なんどやっても、スルメをつかまえられない。

「ちぇっ!」

ごーちゃんが、中くらいのざりがにを釣りあげる。あーくんは、かっきーと同じく、釣れそうで釣れない。そのざりがにを、かっきーが手でつかんで、大きなざりがにがとれた。二人でバケツをさげてこどもえんに帰ってきたら、ざりがには脱皮してふたつになっていた。

帰る時間になって、かっきーとあーくんの間で「殻」と「ほんもの」どっちのざりがにを持って帰るかで、にらみあい。「みつけたのはあーくん」「とったのはかっきー」「じゃんけんしたら」「もとのばしょに にがしな」「さいごまで はなしあうといいよ」、ざりがにはどっちのものか、どうすればいいか、周りの子も意見する。

あーくんが「もういいや。ぼく いらない。かっきーにあげる」と言うと、かっきーも「じゃあ おれも いらない。よんさいに いわれて ごさいが もっていくわけには いかない」と言う。

「どうすることにした?」とななこさんがやってきて、あーくんとかっきーは「つったとこに かえしにいく」、それでいいと言う。

次の日は雨。みんなカッパをきて、ざりがにをかえしに行った。

「こんどは さいしょから さいごまで じぶんで とろうな!」
「うん!」
「ざりがにー、まってろよー!」

『子どもたちのミーティング』を読んでから、この絵本をみると、「りんごの木」ではこんな風に子どもどうし、ぶつかりあい、意見しあい、どうするかを考えてるんかなーと思った。

それにしても、つかみの「バナナ」は冒頭だけで、あとはバナナは出てこず(お弁当の時間にバナナを食べてる子が描かれているが)、そこがちょっとおかしかった。

(12/5了)
 
Comment
 
 






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
 
Trackback
 
 
http://we23randoku.blog.fc2.com/tb.php/4187-7d952638
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第43回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ