読んだり、書いたり、編んだり 

ノン+フィクション(古川日出男)

ノン+フィクションノン+フィクション
(2010/09/25)
古川日出男

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図書館のラベルは「913.6」小説なのだが、いろんな文章群が入ってて、おもしろかった。あとがきで、著者の古川自身が「この本は旅行記でありかつ短編集である、というのが実体にいちばん近い」(p.176)と書いている。しかも、そもそもは「エッセイ集を依頼されたが、いわゆるエッセイ集には全然なっていない」(p.176)とあるのがおかしい。小説がいくつか、戯曲があり、詩のようなものもある。

「移動」がこの本のあちこちにある。
▼書籍の形にまとまっていない原稿というのを、じつは大量に抱えている。(p.176)

それらの文章群に、目をとおし(その際に、本人が「書いたことまるごとを忘れているものも相当あった」という)、削りに削って、編まれた一冊がこの本のかたちになった。

そのスタイルに、管啓次郎の、二十数年を経て編み直された『コロンブスの犬』と似たニオイを感じる。

(11/21了)
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第42回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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