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赤ノッポ青ノッポ (武井武雄)

赤ノッポ青ノッポ

へのへのもへじ文庫で借りた武井武雄の『赤ノッポ青ノッポ』。金曜に開けはる文庫の日になかなか行けず、借りっぱなしになっていた。

1894年、明治27年うまれの武井武雄が40歳のときの仕事だという「赤ノッポ青ノッポ」。

この本は、1934年、昭和9年の4月から6月にかけて、東京朝日新聞・大阪朝日新聞で"こども漫畫"として掲載された「赤ノッポ青ノッポ」の小学生の巻の新聞切り抜きが、ひとつの欠もなく和田誠のもとにあって(それは親戚のお姉さんから和田誠にくれたものだという)、この切り抜きを複写したものが原稿になってできたもの。当時のカタカナ表記が、ひらがな表記に変えられている(表紙のみ、カタカナ表記のまま掲載されている)。

巻頭には、連載予告も収録されている。
▼…今度お目にかかるのは『赤ノッポ・青ノッポ』―その昔、桃太郎さんに征服された鬼ヶ島から遙々やつて来た御両君が、昭和ッ子の皆さんと一緒に、学校へ行つたり、笑つたり、遊んだり…ウンと拍手喝采してやつて下さい。

赤ノッポ、青ノッポノゴアイサツ

 ムカシハ、オニガシマヲ セイバツシタノガ ツヨイコドモデゴザリマシタ。イマハ、オニトナカヨクシテ、イロイロオシヘテヤルノガ、エライコドモデゴザリマス。ヘイ。
 ワタクシドモハ、オニガシマノ ソンチヤウデスガ、今野桃太郎サンノオテガミヲ イタダキマシテ、ケフニツポンヘ ツイタトコロデゴザリマス。
 ドウゾ ミナサン、ナカヨク シテクダサイ。ヘイ。▲

赤ノッポ、青ノッポの小学生としての暮らしぶりを読みながら、昭和9年というのはこんな時代でもあったのかなあと思う。中島京子が描いてみせた『小さなおうち』の時代に、通じるような。

(10/20了)
 
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第43回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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