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哲学探偵(鯨統一郎)

哲学探偵哲学探偵
(2011/09/13)
鯨統一郎

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同居人が電車でのひまつぶしに買って読みおわり、「あまりおもしろくなかった」というのを私もひまつぶしに読んでみる。

「哲学探偵」とは、難事件の特捜班(なぜか2人だけ)の久保主任と高島警視が、解決の手がかりを求めて競馬場にやってきたときに出会った、哲学好きで短歌が趣味というある男。

この男が、事件のあらましを聞いては、「われ思う ゆえにわれ在りデカルトの 『方法序説』は平易な著作」だの、「ニーチェ説く ルサンチマンが生みだした キリスト教は死んでいるなり」だのといった"哲学短歌"を詠じては、その事件をすらすらと推理する。
捜査に行き詰まるたびに、どこぞの競馬場で、久保主任と高島警視は、なぜかこの男に会う。そこで男が事件の概略を聞いては、哲学短歌を詠じて、自分の推理を披露する。どの短編も基本的にはそういうつくり。

哲学×短歌×競馬場が推理小説に仕立ててあるところはすごいと思うが、同居人の示唆のせいもあるのか、"哲学探偵"があまりにすらすらと事件を解いてしまうせいか、哲学と短歌と競馬場をなんとかこじつけようとしているように読めるせいか、私にもそんなにおもしろくはなかったのだった。

(9/25了)
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第43回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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