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闇の中に光を見いだす―貧困・自殺の現場から(清水康之、湯浅誠)

闇の中に光を見いだす―貧困・自殺の現場から闇の中に光を見いだす―貧困・自殺の現場から
(2010/03/11)
清水康之、湯浅誠

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『We』173号でインタビューを掲載した藤藪さんは、和歌山県の白浜で自殺志願者の救助と保護、自立に向けた支援の活動を続けている。この本の清水康之さんは、ライフリンクというNPOで自殺対策支援の活動をしている。"自殺"という事象をこの人はどんな風に語るんやろうと借りてきて読んでみた。

清水さん、湯浅さんは、ちょうど同じころに「内閣府参与」として政権に入った、という経験をもっている人だった。清水さんは自殺問題で、湯浅さんは貧困問題で、それぞれワンストップサービス実施などに動き、そのなかで「当事者視点の欠如」を感じたというところ、どこがどう足りないかのたとえ話が、わかりやすかった。

▼清水 …当事者の立場に立ってかかわる人が必要です。自殺対策のことで言えば、自殺に追い込まれようとしている人たち、あるいは困窮状態に陥っている人たちは、闇夜の海で溺れているような人です。何とか岸にたどり着きたいと思って泳ぐけれども、暗いので岸がどこにあるのかわからない。泳いでも泳いでも岸にたどりつかないので、ものすごく疲れてしまっている。そこへ支援しましょうと浮き輪を浮かべたり、ボートを漕いで救出に行ったりしても、暗い夜なのですから、浮き輪がどこにあるかを照らさないと、溺れている人は浮き輪の存在もわからない。ボートを漕いでせっかく行っても、ボートの上でじっと黙ったままで、「いや、ボートを出しているけど、人が来ないんです」と言ったところで、来るわけがない。(p.44)
「死にたいやつは放っておけばいい」のか?
貧困問題は「本人の努力が足りないから」なのか?


清水さんが、「いい高校に行って、いい大学に入って、いい会社に入って、いいお嫁さんをもらって幸せな家庭を、と、男の子であればコンコンと諭されてきたけれど」(p.20)と語っているところが、そんなに男の子たちはコンコンと諭されてるんかな?と私にはわからないのだった。"いいお嫁さん"て、どんな人なんやろ。

(9/1了)
Genre : 日記 日記
 
Comment
 
 
2011.09.16 Fri 00:09 クーヒナ  #/Qo2uXNc
笑ってしまいました。
義父もずっと「いいお嫁さん」を息子に期待してたなあと思って。
おそらく、小さい頃から「店を継ぐ嫁」と洗脳していたはずなのに、違う嫁もらいやがってみたいな。
ほんと、男の子はこんこんと「親の理想の嫁」をもらうように洗脳されるみたいですよ。
いいお嫁さん  [URL][Edit]






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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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