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絵で読む 広島の原爆(作=那須正幹、絵=西村繁男)

絵で読む 広島の原爆

土曜日の、天音堂での雨宿りの折に、この絵本も読む。作者の那須正幹は『ズッコケ三人組』シリーズの人だ。那須が、爆心より3kmの場所で3歳のときに被爆しているのだと初めて知った。

原爆投下前の広島の町の風景から始まるこの絵本は、投下後の町の状況を生存者の証言を元に文章と絵で再現する。町を描いたページの間には、核分裂の発見から原爆開発に至る話や、放射線障害や原爆症のこと、あるいは軍都・広島の歴史、戦争につっこんでいった日本という国のこと、現在に至るまでの世界の核実験と核廃絶運動のことなど、個人の体験で語るのとは違う「広島の原爆」が淡々と述べられている。

巻末には、広島の町を描いたそれぞれの絵の「絵解き」も付されていて、たとえば被爆死した膨大な遺体を焼く場面では、酒を飲んでやや意識をもうろうとさせて、それで作業にあたっていることがわかる。
那須さんと西村さんは、『ぼくらの地図旅行』で一緒に仕事をし、そしてこの絵本の仕事をしたそうだ。また近所の図書館で借りてきて、ゆっくり読もうと思う。

(8/27了)
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第43回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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