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正しいパンツのたたみ方―新しい家庭科勉強法(南野忠晴)

正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法正しいパンツのたたみ方
―新しい家庭科勉強法

(2011/02/19)
南野忠晴

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著者の南野さんは、大阪の府立高校で、家庭科教員に初めて男性が採用されたときの一人。どんな本が出たんかなと図書館で借りてくる。タイトルにもある「パンツのたたみ方」の話は、たたみ方にこだわるとかどうでもいいとか、そういう面にもその人の人となりがあり、このたたみ方が「正しい」というよりは、こんなたたみ方もアリですかとそれぞれ受けとめられたら、人間関係もうまいこといくんちゃうかなあ、というような内容。

その話のあとに「たたみ方いろいろ」と、イラスト入りで見開きに載っているのだが、私の正直な感想は「いろいろ、っていうけど、えらいチマチマとたたむ方法ばっかりやなあ」。半分に折って、さらに二つ折りして、二つ折りとか、三つ折りにして、それを半分に折って、なんとか…みたいな。「たたまない」というのはないのか?と思うくらい、なんべん折ってるねん、折り紙か?って感じ。
若い世代むけの(おそらく10代、中高生を意識した)ジュニア新書の書きようはこんなもんなのか、イマドキの家庭科はこんなもんなのか、サブタイトルに「新しい家庭科」勉強法とあるけど、新しいというより、私には、なんか古ーーい感じがした。

その「古ーーい」感がどこからやってくるのか記憶をさらってみるに、もう手放してしまった本で、内容はぼんやりとしかおぼえてないけど、私が20年以上前に読んだ『いきいきと生き抜くために』みたいなのだった。この本のサブタイトルはその名も「自立をめざす女子教育」。

人に頼らないで自分でやるのが「自立」、一番いいのは自分でなんとかできる力を持っていること、というような自立観、これって、今も有効なのだろうか?

▼「自立できていない人」は、一方的に世話になってばかりの人と考えてください。反対に「自立できている人」は、世話になることもあるけれど、人の世話もできる、つまり人と助け合える関係を作れる人のことです。(p.42)

こういう書きようは、"親に何でもやってもらってばっかりの高校生"を念頭に置いたもののようで、そういう若い人をイメージしてみたら、そうなんかなアと思わなくもないが…。

20年あまり前の私がこの本を読んでいたら、かなり食いついたかもしれないけど、今の私には、全体に「古ーーい」感じが先に立ってしまって、古新聞や古本を読むのはそれなりに好きだけれども、古い本とちゃうしなーと思ったのだった。

現役の家庭科の先生は、どう読むだろう?そして中高生は?と思う。読んだ人の感想を聞いてみたい。

(8/25了)
 
Comment
 
 
2011.08.30 Tue 09:54 乱読ぴょん(冠野 文)  #-
私もパンツはたたみません。なので、この「たたみ方いろいろ」図解は、こんなにチマチマたたむ人がいるんかい!とびっくりものでした。
Re: たたむの?  [URL][Edit]
2011.08.30 Tue 08:52 クーヒナ  #/Qo2uXNc
パンツなんて畳まないよ~
たたむの?  [URL][Edit]






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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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