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図書館で調べる(高田高史)

図書館で調べる図書館で調べる
(2011/06/08)
高田高史

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「今の時代に図書館は必要か?」と問いを投げ、図書館で司書をつとめ、レファレンス・サービスを担当する著者が、モニター画面の向こうの検索とはちがった"図書館のよさ"を伝えようとした本。

図書館のレファレンスには私もえらいお世話になっていて、「うわあ、こんなんどうやって見つけはったんやろ」と思う資料が出てきてびっくりした経験がたくさんある。レファや資料探しをする図書館職員が、みんな同じように同じことをするわけではないと思うが、この本は、こんな風に探す切り口を見つけていくのかと、ある司書さんのアタマの中のうごきをのぞいてるようで、そこがおもしろかった。本の分類や書架の配置などは、私にはあまり目新しいことはなかったけど、新しい分野が出てきたら、既存の分類につっこむのが難しいというのは、そうよな~と思った。
この本には、章の合間に「栞さんの調べもの」というコラムが入っていて、図書館が好きで好奇心旺盛な高校生という設定の栞さんはいいとして、なんかよくわからんなーと思ったのは、こんなところ。

文化祭で「元禄時代」がテーマになり、美術部の栞さんは"元禄時代の女子ファッション"を担当することになって、図書館であれこれと調べもの。いろんな歴史の本を見て、栞さんがこんなことを語っている。
▼この本以外にも歴史の本を見てきたので、元禄時代にどんな事件があって、どんな人が活躍していたのかもわかりました。男子は忠臣蔵なんかをネタにしても面白そうです。(p.34)

ここが、私には「?」だった。なんで男子だったら忠臣蔵が面白そうなのか、全然わからない。というか、忠臣蔵が面白そうと思うのが「男子」と言うのは乱暴すぎると思う。こんなところにさらりと、大きく括りすぎの偏見みたいなんがあるようで、気になってしかたがない。それは、やはり、著者自身の「男子」観、「女子」観なのだろうか。

あー気になる。著者が、自分と同年生まれの人だけに、よけい気になる。

(8/9了)
 
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第43回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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