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わが家の母はビョーキです 2 家族の絆編(中村ユキ)

わが家の母はビョーキです 2  家族の絆編わが家の母はビョーキです 2
家族の絆編

(2010/05/24)
中村ユキ

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こないだ読んだ『わが家の母はビョーキです』の2冊目。著者の結婚から、トーシツ(統合失調症)の母と夫と3人での新生活のもようを、1冊目より詳しく描いたもの。

結婚前に母のトーシツのことを十分話せず、陽性症状や陰性症状が出たときの母の姿を知られたら、破談になるのでは、離婚になるのではと不安をかかえて始まった新生活。ビョーキのことをオープンに(公表)して友達を失った母を見てきたせいもあり、夫のタキさんに母のことをオープンにすることが怖くてできず、でもそれは隠している「罪悪感」と分かったときにどうなるかという「不安感」とで心は重たいものだった、というユキさん。

ずっと「ひとりで」母のことを心配し、全部自分がやることだと思い行動していたユキさんは、少しずつ少しずつ信頼を培い、母に対する夫の言動から学び(超楽天家で母にいつでも優しいタキさん)、母が言うように「タキさんが一緒だと安心するねえ」という生活にたどりついた。

▼ずっと私のコトを一番に心配してくれた母
 自分ばっかが手を貸してきたつもりになっていたけど
 ほんとは自分も支えてもらっていたんだ…(p.159)
ユキさんの母が発症して30年ほど。そんなに長く「ビョーキの母」とつきあってきたユキさんでさえ、「トーシツのヒトの日常生活の大変さは一見するだけではわからないのだ」と書いている。日常でちょっとしたコトに気をつけると再発予防になるが、ひとりで抱え込んで心の余裕がなかった頃は、それがほとんどできていなかったとユキさんはふりかえる。「本を読んで理解したつもりでも日常生活に活かせてないコト多いんだなあ」とも書いている。

(7/24了)
 
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Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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