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就活とブラック企業―現代の若者の働きかた事情(森岡孝二編)

就活とブラック企業――現代の若者の働きかた事情就活とブラック企業
―現代の若者の働きかた事情

(2011/03/09)
森岡孝二編

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「就職したらひどい目にあうので避けた方がよい企業」という意味で使われているのが「ブラック企業」という言葉。入ってしまったら、そこは過労死や過労自殺に追い込まれかねない働き方が、ぱっくりと口を開けて待ってそうなところ…らしい。

このブックレットは「若年労働者の過労死・過労自殺からみるブラック企業の見分け方」をテーマとしたシンポの内容をまとめたもの。

啄木の歌がふたつ引かれている。
「こころよく我にはたらく仕事あれ それを仕遂げて死なむと思ふ」
「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざり ぢっと手を見る」
事例として出てくる「ブラック」な会社の話は、ひどいなーと思う一方で、そういうひどい会社に入らないようにするには、うまいこと避けるには、というだけではない方向が要るよなーと思った。ブラックなところに入ってしもたら、自分がつぶれる前に逃げる!という選択が何より大事なこともある、というのも自分の経験からして分かる。でも、「どこかにいい会社ないかな、いい仕事ないかなといった選択じゃなくて、つくっていく、対案を出していくことが大事です」(p.58)というのも、ちょっとずつでもしていかなあかんよなと思う。

仕事とか働くとかそれで得るお金のこととか、考えれば考えるほど、ぐるぐるもやもやとする。「雇われて働く」以外の働き方もあるし、そういう場合には労基法は関係なかったりするし、「こころよく我にはたらく仕事」をそれぞれがやっていけるルールとか法律って、何がどこまで有効なんかなーとも思った。

(7/14了)
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在87号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第41回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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