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読んだり、書いたり、編んだり 

散歩

 朝から雨。けっこう降る降る。原稿が仕上がっていれば父ちゃんちへ行こうかなと思っていたが、雨も降るし、原稿もまだできんので、今日はウチにいることにする。

 コーヒーいれて、ぼちぼち書く。鶴見本などをぴらぴらとながめながら、なでながら、書く。昼過ぎに、送稿して、一段落。

 昼ご飯を食べて、腹ごなしに晩ご飯用のカレーの支度をして、さてどれを読もうかと迷って、清水眞砂子の『そして、ねずみ女房は星をみた』を読む。

 これが、よかった。ことし書いた本らしい。なるべくゆっくりと思いながら、つぎつぎと読む。紹介されている本もいいし、清水の文章もいい。

 暗くなるまで清水の本を読んでいた。図書館へ行く。
 雨はようやくあがったけど、もう暗い。

 鶴見良行が宮本常一について書いたことばが、長田弘の「散歩」の詩に似ているように思って、むかし持ってたはずの(しかし見当たらない)本を図書館で読む。「散歩」が入っている『深呼吸の必要』という詩集は何度か買って、人に貸したり、人にあげたり、いろいろしていた。その間に、ぜんぶ失ってしまったらしい。

 「散歩」という詩がすきだった。「散歩」の詩をよんでから、詩集の最初にもどって、「あのときだったかもしれない」から順に、ゆっくりよんでいく。図書館に寄贈されたらしきこの本が、長田のサイン本であることにも気づく。閉館のすこしまえまで、ゆっくり読んで、今日はカードに空きがないので、もう一度読みにくるからと置いといてもらう。

 それから手話。今日は「手話でおしゃべり」の日だった。
 帰り際に、聾者のNさんと立ち話。福岡出身のNさんは、高校を出たあと、仕事のために大阪へ来た。福岡と大阪では手話がちがっていて、会社の新人研修のときに、通訳の手話がうまくよみとれず、わからなくて困ったという。口を読みとるにも、「~やねん」「~なはれ」「~でしょ」といった語尾の意味がわからず、紙に書いてもらって、ようやく分かったり、別の意味にとりちがえたり、そういう苦労もあったそうだ。
 そういうのを経てだろうけれど、Nさんは「吉本がすき」で「ダウンタウンがすき」で「紳介がすき」だという。 
 「“やねん”てどういう意味?」「“でしょ”ってどういう意味?」と訊かれて、なかなかうまく説明できない自分に気づく。

 帰って、カレー食べて、江弘毅の『岸和田だんじり祭』を少し読む。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第67回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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