FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

鹿鳴館の貴婦人大山捨松 日本初の女子留学生


鹿鳴館の貴婦人大山捨松 日本初の女子留学生
久野明子
\1418
中央公論社
1988年

著者の曾祖母は大山捨松。日本の女性で、最初にアメリカの大学(バッサーカレッジ)を卒業した人である。
旧姓は山川捨松。
津田梅子や永井繁子とともに、明治5(1872)年、12歳で女子留学生としてアメリカへ渡った女性だ。
帰国後は、大山巌と結婚し、鹿鳴館の花とも言われた。

アメリカのホストファミリー、ベーコン家の、歳の近かった娘・アリスと捨松は生涯の友となったいう。

曾祖母・捨松の生涯を、会津藩のサムライの娘だった時代から留学を経て、結婚し、晩年にいたるまで、発見されたアリス・ベーコン宛の手紙をもとに辿った本。

7月だったか、8月だったか、毎日新聞の日曜折り込みで「大山捨松」の連載があり、その際に、この本が引かれていた。
父がそれで興味を示し、読みたいという。
むかし文庫本で持っていたはずだが、影も形もないので、図書館で借りてしばらく父宅に置いていた。

私もついでに読む。

12歳でアメリカへ渡り、その時期に英語での生活を送った捨松は、日本語より英語のほうが上手だったそうだ。
津田梅子が生涯独身をとおし、津田英学塾(現在の津田女子大)を成したのに比べ、帰国後すぐに結婚してしまった捨松や繁は、国費留学生だったのに大した活躍をしていないと言われることもあったという。

この本を読むと、3人は終生互いに協力しあい、時代の制約(とくに女性に対する制約)のなかで、自分にできることをと努めた様子がよくわかる。自分でも学校をつくりたかった捨松は、梅子の英学塾には相当の力を傾けている。

戦争に対する姿勢は、夫が陸軍大将を務めたこともあり、時代を考えると、こんなものかなと思うが…
 
Comment
 
 






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
 
Trackback
 
 
http://we23randoku.blog.fc2.com/tb.php/330-fac4d24f
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ