シトシト雨(II)
しかし、駅付近図をにらんでいたら、前に探し歩いたときにみた通りの名があった。「…たぶん、ここをこう行くんやと思うで」と、歩く。雨はまた降っていて、相合い傘でお肉の店をさがす。やっぱり前のときは烏丸御池から歩いたよなあ。駅から、思ったよりたくさん歩いて、お肉の店へたどりつく。ランチのラストオーダー寸前。セーフ。
同居人は「カツサンド」、私もカツサンドに惹かれつつ「ハンバーグステーキ」のランチ。どっちもウマかった。はぁ~まんぞく。
それからぶらぶらと近美へむかう。とちゅう下御霊神社の何とかってんで、かわった装束の行列とウマがかぽかぽ歩くのををみる。大きい通りへ出ると、屋台もずらっと出ていた。こりゃホンマにお祭りやな。「さすが、京都。」
近美へ歩いているつもりが調子に乗って行き過ぎて、そこからまたちょっと間違えて、「運動、運動」とだいぶ歩く。
村上華岳展。Maiko dancingの絵は、華岳だった。むかし好きで何度か買った絵はがきだ。へぇ~華岳やったんやと思う。華岳といえば、裸婦像の切手。私のなかではほとんどそれだけ。この人はおんなじもんばっかり描いてたらしい。観音像観音像観音像観音像…というかんじ。「なんでこんなに同じもんばっかり描いたんやろな。」ここまで同じモチーフを描きつづけたあたりは、棟方志功にも似てるような。
常設展で、福田平八郎のオシャレ~な花の絵をみる。かっちょええ。
館内のポスターで、向かいの京都市美がコレクション展「見る私、見られる私」をやっている(しかも今日まで)のを見て、ほな向かいに行こかと移動。京都市美へ来るのは久々。コレクションをこういうテーマで切って見せてくれるのは、いいかんじ。
「見る私、見られる私」はおもしろかった。こないだ広島で見た「リンゴの秘密」にも似て、よくまあこんな視線があっち向いたりこっち向いたりしてるのん集めたなアと思う。おもしろかった。華岳よりも、こっちのほうが好みであった。
市美の前からバスに乗り、京都駅まで出る。ちょっと甘いものがほしいと、おたべの小さい袋を買い、お茶を買って、バスに乗る。ニッキのおたべを3つずつ、お茶をのんで、一息ついて、またウトウトする。
結局出てから帰るまで、シトシトと雨は降っていた。
晩ご飯は、同居人のお好み焼き。箸休めはキムチ。
同居人は「カツサンド」、私もカツサンドに惹かれつつ「ハンバーグステーキ」のランチ。どっちもウマかった。はぁ~まんぞく。
それからぶらぶらと近美へむかう。とちゅう下御霊神社の何とかってんで、かわった装束の行列とウマがかぽかぽ歩くのををみる。大きい通りへ出ると、屋台もずらっと出ていた。こりゃホンマにお祭りやな。「さすが、京都。」
近美へ歩いているつもりが調子に乗って行き過ぎて、そこからまたちょっと間違えて、「運動、運動」とだいぶ歩く。
村上華岳展。Maiko dancingの絵は、華岳だった。むかし好きで何度か買った絵はがきだ。へぇ~華岳やったんやと思う。華岳といえば、裸婦像の切手。私のなかではほとんどそれだけ。この人はおんなじもんばっかり描いてたらしい。観音像観音像観音像観音像…というかんじ。「なんでこんなに同じもんばっかり描いたんやろな。」ここまで同じモチーフを描きつづけたあたりは、棟方志功にも似てるような。
常設展で、福田平八郎のオシャレ~な花の絵をみる。かっちょええ。
館内のポスターで、向かいの京都市美がコレクション展「見る私、見られる私」をやっている(しかも今日まで)のを見て、ほな向かいに行こかと移動。京都市美へ来るのは久々。コレクションをこういうテーマで切って見せてくれるのは、いいかんじ。
「見る私、見られる私」はおもしろかった。こないだ広島で見た「リンゴの秘密」にも似て、よくまあこんな視線があっち向いたりこっち向いたりしてるのん集めたなアと思う。おもしろかった。華岳よりも、こっちのほうが好みであった。
市美の前からバスに乗り、京都駅まで出る。ちょっと甘いものがほしいと、おたべの小さい袋を買い、お茶を買って、バスに乗る。ニッキのおたべを3つずつ、お茶をのんで、一息ついて、またウトウトする。
結局出てから帰るまで、シトシトと雨は降っていた。
晩ご飯は、同居人のお好み焼き。箸休めはキムチ。