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蕭白(I)

 今日は朝から京博の「曾我蕭白展」へ行く。キャッチコピーが“丸山応挙がなんぼのもんぢゃ!”

 込んでるものなのか、案外空いているのか、予想ができず、朝イチで行くか!と言っていたものの、起きたのは8時。空港バスの始発は8時5分なので当然パス。洗濯機まわして、朝ご飯食べて、洗濯物を干して、9時半発の空港バスに乗る。京都で市バスに乗り換え、博物館へ着く。全く行列なし。こりゃ大丈夫か。数年前の雪舟のときの長蛇の列、第一展示室の人の頭しか見えないような混雑ぶりを思い出すだにぞっとする。まあ雪舟や応挙に比べれば知名度はどうしても下がるし、奇人変人の類やしなあと思いつつ入る。同居人のお供で入館料がタダになる。

 入ってみると、昨日の北斎展よりやや空いてるかなというくらいの人出。のんびり見て歩けるくらいの込みようで、安心する。蕭白というのは江戸時代からすでに変人扱いされていて、描いた絵も「キモイ」と言われていたらしい。いろんな線を描いてるなあと思いながら見物。
 さっさっさーーと白隠か耳鳥斎かというような線で描いた絵がある一方で、画面全域にピントが合ったような、みっちり詰まった絵もたくさんある。部分を取りだせば、キレイな花が描かれていたり、リアルな鷹が描かれていたりするのだが、それがぐちゃっと寄せ集めになると、どうしてこういうグロテスクな風情になるのだろうかとフシギ。群仙図屏風の現物も初めて見た。なんじゃこりゃあと言うしかない、不気味というか何というか、キモイ。
 でもカワイイのもある。つぶらな瞳の牛の絵は、まるでディズニーのキャラクターのようだった。テンで眼を描いた虎の絵もあるのに、牛の眼は虹彩まで描いてあって、くっきりパッチリだった。
 あと餅つきをする大黒さんと鷹をいくつも描いた屏風がよかった。

 昨日も図録を買ったが、今日も蕭白の図録を買う。ずっしりとクソ重い。くたびれたのとお腹がへったのとで常設展はパスして、テイクアウトの寿司と柏餅を買って、鴨川べりで食べる。今日もじつに天気がよい。あ~キモチいい。このまま昼寝したいなあと思うくらい。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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