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スッポン鍋(I)

 昼まで寝る。朝ご飯のような昼ご飯を食べて、コーヒー一服してから、芦屋市立美術博物館へ「モダニズムを生きる女性 阪神間の化粧文化」を見物にでかける。先週、逸翁美術館でポスターを見かけ、それで行こうという話になっていたもの。
 初めて降りる阪神芦屋駅から、だいたいの見当をつけた方角へ歩く。住宅街のなかに、この美術館と図書館と谷崎潤一郎記念館とが並んでいる。美術館が建ったのは、バブルぶりぶりだった頃(1990年)に建ったものらしく、奇天烈なデザインと色使いの建物である。やや悪趣味に近い気もする。

 企画展はかなりおもしろかった。
▽明治36年に神戸花隈において設立された中山太陽堂(現、株式会社クラブコスメチックス)は化粧品雑貨を扱う一企業という枠を遙かに超越し、大正モダニズムを体現する文化の中心としてのイメージがあります。明治末年から戦前にかけての文化、特に女性の文化を考える上で、阪神間は欠くことのできない場所であり中山太陽堂はこの阪神間にあって華やかな活動を繰り広げた文化の結晶とも言える存在であったのです。
 「利益の社会的還元」を標榜する中山太陽堂社長・中山太一の視野は時代の先端を見つめ、リードしました。彼の、天才的な広報宣伝活動や出版事業に対する援助、中山文化研究所に見られる特異な活動など阪神間を中心とした知られざる側面を詳細に紹介します。華麗なパッケージデザインや、プラトン社の『女性』・『苦楽』などの出版物、幻のプラトン文具をはじめ、華やかな宣伝広告の全貌を一堂に展示します。(美術館のプレスリリースより)

 今でも使われている「双美人」のシンボルマーク(花を頂いた二人の美人が並んだ図)が大正の頃からもうパッケージに定着している。その石鹸やクリーム、白粉などのパッケージやポスターの原画は、今でも十分通用するような、当時としてはおそらく”最先端”だったろうと思われるものだった。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第66回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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