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読んだり、書いたり、編んだり 

親きょうだい(II)

 どちらの本にも登場する金田一春彦の家族構成が『親子の作法』のほうに系図式に載っている。本人の語りによると、大正2(1913)年生まれの金田一春彦は、姉1人に妹が3人いたが、「大人になったのはいちばん末の妹だけでした」という。姉や妹の生年まで書いてないので分からないけれど、多産多死というのはこういうことなのだなあと改めて思う。大正1年生まれの私のばあちゃん(母方)も、弟と妹が3人いたが、間の2人は小さいうちに死んでしまい、大人になったのは末の弟だけだった。その話は小さい頃になんども聞いたおぼえがある。とくに仲の良かったという弟シゲルの死の話のときには、ばあちゃんは「シゲルがかわいそうでなあ」といつも言っていた。『オヤジとおふくろ』を読んでも、書いている人が「明治女の母」をもっていたりする年代が多いせいか、似たような話が出てくる。

 出産が命がけだった、ということも分かる。出産後ほどなく亡くなってしまった母親のことを綴ったものも多い。後添いの母のことを書いたものもある。私のばあちゃんも、その生母は亡くなって(それがどうしてだったかは分からない)、下の2人は「腹違い」なのである。つまり、ばあちゃんの父は二人目の妻を迎えた。そのせいもあるのだろうが、大人になったばあちゃんの末の(腹違いの)弟は、姉と歳が20も違っていた。学校の宿題では「おじいちゃん、おばあちゃんに戦争の話を聞いてきましょう」というのがあったが、親きょうだいのことや、暮らしのことを(戦争の話、という場合にももちろん関わることではあるが)もっと聞いておきたかったように思う。
 ばあちゃんの小学校の頃の話や、女学校の話など、書き留めておかないと忘れてしまいそうなこともたくさんある。それは母ちゃんについても同じで、(なんて言ってたっけなあ)と思うことが少しずつ増えている。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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