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生き方探し???(I)

 今日から後期の出稼ぎ。Ka女子大の非常勤である。天気はいまひとつ。午前中は、もしかしたら授業に使えるカモという下心付きでこないだ図書館で借りた中山治の『「生き方探し」の勉強法』(ちくま新書、2002年)を読んでみたが、これがつまらん。身内自慢・自分自慢で冒頭からエラそう臭がぷんぷんする上に、プレジデント流の歴史勉強をすすめてみたり、しまいにはポリティカリィ・コレクトを心がけよと説教するので、うーつまらんつまらんと思いながら、読んでしまった。ちくま新書はおもしろいものもあるけれど、なんだかなあと思う本も混じっているという印象がまた強まってしまった。

 途中の章では「社会科音痴」から抜け出せという説教。社会科は暗記ではないのだよと言う。これは理解する。歴史の勉強を娯楽にとどめるなというあたりで、はぁ?という気になっていると、とどめのように「歴史から戦略思考を学べ」とくる。この人には同じちくま新書で『戦略思考ができない日本人』というのもあるようなので、戦略思考はウリなのだろう。こんな具合だ。

▽では、われわれは歴史から何を学ぶべきでしょうか。歴史の奥の底からどんな知恵が引き出せるでしょうか。それはまず第一に戦略思考です。歴史を一瞥すればわかりますが、人間の歴史は戦争の歴史です。二十一世紀もテロ戦争が始まっています。戦争においてもっとも大事なのは戦略思考です。戦争や外交ばかりではありません。戦略思考はビジネスや研究開発から教育まであらゆる分野で求められています。(136-137ページ)

 まず「社会科」がいきなり「歴史」にとぶ。そしてスゴイ三段論法。戦国武将の名前まで出てきたりして、まるで雑誌「プレジデント」ある。「地理」は戦争では説明できんと思うがなー。このあたりを読んでいて私は(いや、あなた本よりもサイバラ画伯と清水ハカセの『どうころんでも社会科』のほうがオモシロイ!)とツッコミまくっていた。生きているっていうことは社会科なのだなあという清水ハカセのほうが、よほど的確だと思う。

 ポリティカリィ・コレクトのすすめはこんな具合である。
▽最後に、異文化間コミュニケーションばかりでなく、これからの時代の人間関係のあらゆる局面で、もっとも大事なソーシャル・スキルについてお話しします。それはポリティカリィ・コレクト(PC)ということです。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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