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台風一過・ソウルスタイル(I)

 夜中に雨がざんざか降っていたのはかすかに分かっていた。起きてみると台風一過の青空!と思いきや、外へ出てみるとけっこう雲が多く(もう一雨くらいあるか?)という空だった。昨日と同じく風が強い。
 昼頃まで時折陰りながらも、空はしだいに晴れて、濃い影がついてあるく。空も明るくなったなあ、と思っていたら、突然大粒の雨が降り出した。3時頃。よごれた窓ガラス越しにも雨の筋がはっきり見えるくらいの降りようで、あっという間に空はくらくなり、雲の切れ間もまったく見えなくなった。雨の筋が風であおられて、まるでドラマのセットの「つくり雨」のようやなあ、しばらく降るんかなあ、と言って外を見ていたところへ、院生が一人びっしょりと濡れてあらわれた。大学までほんの数分のところで突然雨が降り出したそうだ。突然やったなあと言っていたら、午前中は外出していた先生がずぶ濡れであらわれた。濡れてるなんてもんではなくて、プールに飛び込んでしまってねえ、はっはっはというくらい水がしたたっている。廊下にもエレベーターにも水たまりができている。どっかで雨宿りできんかったんですかあとわいわい言ってる間に、雨はあがった。おそらく10分か15分くらいの降雨。すぐに建物には影ができて、空はあかるくなった。

 雨があがって、今日が最終日の特別展「ソウルスタイル 李さん一家の素顔のくらし」@みんぱくへ院生のひとりとぶらっと出かけた。招待券を入手していたのでやはり見に行っておこうかなと思い、てくてくと自然文化園を抜けて、みんぱくへ。短い時間に大量の雨が降ったせいか、あちこちでごぼごぼと水があふれ、路面は太陽に照らされてしょわしょわと水蒸気の湯気があがっている。

 噂には聞いていたが、「身ぐるみ剥いできた」と表現したくなるような状態で「李さん一家」の持ち物を一切合財運んできて展示してあった。一部にはレプリカもあるとはいえ道祖神やら墓石まで常設展示室にはあるみんぱくやからなあと思いながら、靴をぬいで、「李さん一家」の住んでいた(おそらく過去形なのだろう)アパートが再現された展示をみてあるく。引き出しの中味も、鞄の中味も、冷蔵庫の中さえそのままだった。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在92号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第69回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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