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読んだり、書いたり、編んだり 

梅雨空(I)

 2晩続けて、夜中にざんざん降りの雨、おまけに雷。
 昨日は、帰ると、またどこかで小遣い稼ぎしてきたシェフが「外食に行こう!」と言うので(晩ご飯の支度なんざなーんもできておらんかったので)食べに出た。焼き鳥?ラーメン?と言っていたが、結局まわる寿司。この回転寿司屋や、ネタもまあまあ良心的で贔屓にしていたのだが、昨日行ったら、ひどかった。なんと醤油の小皿が全廃されていたのだ。ひとしきりまわりを見渡して、カウンターの向こうの店員さんにたずねた「あのう、醤油の小皿は?」
 「なくなったんですよ」と言われた。経費節減てやつか?それにしても何が節減されるのだ?心なしか、ネタのイキもよろしくない風情。最初にここの回転寿司屋へ来た頃は、銘々の席に盆があり、そこに小皿と箸、紙のおてふきが並べられ、湯のみが伏せてあった。まず盆が消えたが、それ以外のものは数カ所に固めて積み上げられたり、箸立てにたてられるようになっただけで、消えたものはなかった。
 醤油の小皿が消えると、貧相にしか見えない。しかも最初の寿司の皿の、ワキのあたりに醤油だまりをつくるか、寿司に直接たらすかという話になってくる。お腹がおちつくだけ食べたら、もうたいして食欲もわかず、早々に出た。「醤油の小皿をなくしてはなあ、もう来る気がせんなあ」。醤油の小皿、あれはやはり最低限の礼儀というか良心のような気がする。もうこの店には行かないだろう。
 
 なんだか小金を稼いだらしい同居人はまたまた気前がいい。買い物をしたあと、「本屋寄る?」とそそのかしてくる。「今日は太っ腹です」と言う。駅前の本屋で文庫棚をぐるりと見てまわって、ちょっと読んでみたかった横森理香の『愛しの筋腫ちゃん』(集英社be文庫、2002年)を手に取る。「1冊でいいの?」とまた言うから、ぐるぐると文庫棚や単行本棚をみるが、「ぜひこれ」というのが思い当たらない。・・・と、太っ腹同居人が会計をすませたときに、平積み台に気がついた。林真理子の『花』という小説(祖母・母・娘の話らしい)を読んでみたいと思っていたのだった。単行本だから、図書館で借りるか、文庫になってからかと思っていた。「あーこれ読みたいと思ってたのにな、気づけばよかった。」
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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