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読んだり、書いたり、編んだり 

はなみず(I)

 朝から鼻がむずがゆい。はなみずが間欠的にたれてきて、むずがゆい。なんだか花粉症に悩まされるときのような鼻の奥のかゆみがあって、喉の奥の方もヒリッとして、へんな具合である。
 午前中はデューイの「経験と教育」のテキストを予習、昼から読みあう。デューイは、ロックのように「子どもは白紙でうまれてくる」というわけでもないし、ルソーのように「もってうまれたものが芽が出てふくらんで花が咲く」というわけでもないし、だからといって折衷案というわけでもないらしい。人間がはたらきかけるものがあり、その反作用をうける人間があり、objectiveな条件と主体との相互作用があって、状況はつねに変わっていく、それが続いていく、、というような話が書いてあるようだ。「ようだ」としか言えないのは、デューイの言ってることが掴めた感じがまだしないからである。
 デューイは子どもが育っていくのに必要な経験や条件を見きわめることのできるeducator、というのを想定しているらしい。それがなんだか全知全能の神風というか、一段ちがうところにいて「相互作用」なんざなさそうな風情で、でもeducatorも子どもにとってのobjectiveな条件であり相互作用の相手なんちゃうん--そんなことを思う。「文化遺産」をせっせと分け与えるというeducatorでもなく、ほっといても育つようになってるというわけでもなく、デューイの考えるeducator像がぼんやりとする。educatorはどういうシゴトをするのだろうか。

 午後、読んでくれと頼まれたレジュメを読む。段落がすすむにつれて、何が言いたいのかこっちが大混乱するくらい入り組んでいて読むのがクルシイ。そのことをレジュメを書いた本人に伝えにいくと、涙目になり、半泣きになったので、私はたいへんあせって、全面的に書き直したらというのを引っ込め、とりあえず構成だけでも変えて組み立てなおしたらどうかと述べて、逃げ帰る。行間を読むことを期待されているような気もしたが、書いたものから読みとることが前提なのだからと思う。難しいのう。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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