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読んだり、書いたり、編んだり 

印刷完了/花冷え(I)

 今日こそはブックマークを印刷してしまおうという決意のもと、朝からコーヒーを数回いれつつ表紙の「え」に取り組む。編集を一人でやっている手前、多方面にわたり注意力を要するが、とくにドキドキハラハラするのが表紙の「え」である。ここにかくモデルとなる栞の現物はたいていが色物、しかしブックマークはモノクロ印刷。したがって、いかにして色のついたものをグラデーションだけで表現するかということになる。手持ちの筆記具を駆使して、塗り重ねてみたり、薄く塗ってみたり、白で残したりという手法によってかいたものが、印刷機にかかってどう出るかは、刷ったとこ勝負!なのである。版下をつくりなおすほどのエネルギーもないので、印刷のときはなおさらドキドキする。勝負といいながら、(こんな感じになるハズ)という期待もそれなりにある。

 夕刻せまり、仕上がったばかりの版下を携えて、いつも印刷機を使わせてもらう公民館(父ちゃんち至近)へ向かう。ドキドキしながらリソグラフに通すのはまず表紙である。「え」がどう出るか。製版ボタンを押して、にゅーっにゅーっシュゥーーーッと試し刷りが出てくるまでの十数秒。今回は、、、、、、あ、こんな風に出たかア。ちょっと予想外のベタになってしまった。(ここのところがもう少し薄く出るつもりやったのにな~)と、濃度ボタンを「うすく」にズラしてみるも、べったりと黒い仕上がりは変わらない。(ま、これでいくか)と、印刷ボタンを押してシュッシュッシュッシュッと吐き出されてくる紙を眺める時間。

 今回は20ページ建てなので、両面刷りで5枚。印刷そのものは30分ほどですんだが、うっかりしていたことに、公民館の事務室が閉まる時間を分かっておらず、印刷費を払う段になって「今度からなるべく5時までに終わってくださいね」と釘を差されて平謝り。とはいえ、かつては母ちゃんが足繁く利用していただけあって、「一番上の娘さんよね」などと声をかけられ、事務室に招じ入れられ、同居人と2人してお茶と三色団子をごちそうになった。「お母さんが亡くなって何年になるかしらねエ」「まる3年ですねー」「え、もう3年もたつかしら」という時節の話も出る。
 
 
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乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
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本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

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