FC2ブログ
 
読んだり、書いたり、編んだり 

主婦論争

 今日はもう一冊入荷。上野千鶴子編『主婦論争を読む I 全記録』(勁草書房、1982年)である。この本じたいがだいぶ「古いな」と思わせる年代のものになっているが、編集された論文類はもっと古くて、1950年代のものである。1955年、『婦人公論』誌上で「主婦という第二職業論」(石垣綾子)から始まった第一次主婦論争のあれこれを集めてある。収録されているあれこれを書いた人がほとんど明治生まれ、若い人でも大正生まれで、ほとんどうちのばあちゃんの世代(かそれより上)。古さを強調しているようだが、内容はこれがあまり古びていない(時代がかった用語は出てくるが)。1982年に解説を書いている上野千鶴子も「主婦を取り巻く状況が根本的に変化していない」と記している。上野の解説と、数篇を読んでみた。さいきんでこそ「主夫」という(まるで「主婦」と対になるような)言葉もあるものの、「主婦」というのは、なんかもっともっとフカーイ言葉だろうな、と。
 この本、「I」というだけあって、第二次主婦論争、第三次主婦論争をまとめた『主婦論争を読む II 』(勁草書房)もあるのだが、いけないことにこれが品切れなのである。出版社にも事情があるのだとは思うが、「上、下」とか「I,II」という本は、ちゃんと全部そろえておいてほしい。第一次主婦論争を読み終えて、いざ!という読者はどうするのじゃ。
 図書館で借りてきた長尾真『「わかる」とは何か』(岩波新書、2001年)は、最初を少し読んでみる。「知識」とか「わかる」ということの話が入っているようで、こないだの「学力観」の話のツイデになりそうな本だ。図書館でこの名前をみて、どっかで見たことあるなーだれやったっけなーと思っていたら、京大の学長だった。
 
 
プロフィール
 
 

乱読ぴょん

Author:乱読ぴょん
    乱読ブログバナー
本ネタのミニコミ誌『ブックマーク』を編集発行しています(1990年9月創刊~ 昔は隔月発行でしたが、今は年2回発行で、現在91号)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2014年4月(313号)より「本の道草」を連載中(現在、第65回)。

月刊誌『ヒューマンライツ』で、2004年3月(192号)より2014年3月(312号)まで、本ネタ「頭のフタを開けたりしめたり」を連載(全119回、連載終了)。

『くらしと教育をつなぐWe』誌で、1999年4月(71号)より2014年2月(188号)まで、本ネタ「乱読大魔王日記」を連載(全118回、連載終了)。

amazonへリンク

 
 
最新記事
 
 
 
 
最新コメント
 
 
 
 
カテゴリ
 
 
 
 
Google検索
 
 


WWW検索
ブログ内検索
Google
 
 
本棚
 
 
 
 
リンク
 
 
 
 
カウンター
 
 
 
 
RSSリンク
 
 
 
 
月別アーカイブ